花と神社
顔のついた煉瓦。最近、あちこちで見ます。 ホームセンターにでも売っているのだろう。 花があると、つい撮ってしまうので、この時期 花の写真ばかりなりがち。 花と、その痕跡 そして花まわり まぶしいものの、となりが好きです。 こうしてまぶしいものだけ見つめるよりも。 今年も見られて良かった。 梅の頃には来られなかったので、埋め合わせかのように 愉しんでみる。...
View Article花と地蔵
路地、小路、辻子。 こちらいつもの膏薬辻子(こうやくのずし)。 一昨年あたり、神田明神が道向かいに移動しています。 将門公の梟首があったという現場だという案内板が あります。今では、懐石の名店が並ぶ高級な雰囲気。 飼主が越してきた当時は、辻子も寂れていました。 道の脇にある火鉢の灰の中に地蔵を発見。 灰に潜るのは猫ばかりと思っていたが、地蔵も潜るのか。...
View Article『ウルタールのうる』第十七巻ガイド
『ウルタールのうる』第十七巻が出版されました。 矢島一向の生き様と、大切な相手の心を守ろうとした故に、暗殺者に仕立て られたオデナツスの物語。 書籍版では、最終稿の手入れをする際に、状況描写と説明の追加がすべての 巻で行われていますので、ブログ記事の内容よりやや長くなっています。 さらに追加された原稿では、シーンの描写も含まれるようになりました。 より状況を自然に思い浮かべやすくなっております。...
View Article花とアレルギー
品種によって桜の満開がずれながら、賑やかに咲いて あのソメイヨシノが散った後も、枝垂れ桜や八重桜 が咲き続けていました。 花見客が誰も居なかった近所の寺も満開でした。 花の季節は花粉の季節。 小さめで体が弱く、症状が出るとすぐに進昂して しまうクルシャ君は花粉にも弱いアレルギー体質。 花の写真ばかりですが、内容はクルシャ君の花粉症のお話。 先日、クルシャ君が級にくしゃみを連発して懸けだした...
View Article花雀に夜花
アリアンに会いに行く途中、道端で立ち止まって 花を見ておりますと、花の中に鳥が踊っている。 桜というと、鶯か目白なんでしょうが、この小鳥は 雀のようです。 花芯でも引っ張って蜜舐めているのでしょうか。 虫取りしているのか、分かりませんでした。 アリアンこんにちは。 また会いに来ましたよ。 顔見るだけで喉を鳴らしてくださいます。 いつものように、触れてもいい場所だけ、凝脂を洗うように...
View Article花の終わりと猫盛り
花が散り出すと 風の巻いた後途に花の吹きだまりができています。 途にはもう次の花が咲いている。 大江の小説に『芽むしり仔撃ち』なんてのがあったが、 つぎの花を咲かせない共同体は、老いて取り残される他無い。 デフレ策とりながらインフレ誘導したり、家庭壊しながら 少子化嘆いたりしていると、次の花は咲く前に萎れるより無い。 今年の桐や藤をまた見られるだろうかと愉しみにしつつ...
View Article『ウルタールのうる』第十八巻ガイド
『ウルタールのうる』第十八巻が出版されました。 生涯をも越えたリンクスの誇り高い文化と、天才であるためか、軍隊 の文化が全く理解できないシュウ准将の物語。 こちらの「ガイド」では、巻ごとに項目を立てて内容を紹介をさせて頂いて おります。 しかし、シリーズを通して読み進めて行くと、キャラクターや事柄や 時系列が亡羊といったことになりがちなので、いずれ総ガイドといった...
View Article猫はどこにいる
まだ枝垂れ桜が咲いていた頃 クルシャ君はこんなところにいました。 常に居所を替えながら、気配を抑えてじっとする のが彼らの性質なわけですが、おかげで、飼主なんかが クルシャ君の不在に気付いて探しまわるなんてことが よくあります。 ランドリーの棚に重ねてあるリネン類の隙間に潜り込んで いたり、下駄箱開けて靴の間に挟まってたりしますね。 Dark Roasted...
View Article築地を愛でる
願わくは、と西行も詠んだ花が終わる。 そのとき、意識のある間は誰かに手を持っていて欲しい。 だが、そのプロセスが始まると、本能的に孤独を求める といいます。猫も死に際は見せない、といいますね。 すると、何かあって心配した猫が寄ってきても、傍で じっとこうして見つめるだけに徹するというのも、冷たい からではないのかも知れない。 クルシャ君が看てくれるなら、言うことは無いな。...
View Articleそういえば、横綱があった
コンビニ販売のカップ麺で、横綱というのを見たことがあります。 覚えておられる方もあると思います。 実は近所に店舗があるので 立ち寄りました。 担々麺を頂きました。 以前何度か寄ったことがあったのです。 久しぶりに頂いたところ、美味しくなってる気がする。 見直してしまうほど美味しかったので、また行きます。 夕方、また久しぶりに鉄枠の階段を上がりまして 燻製居酒屋の、いつもの紅い部屋で食事。...
View Articleじっくり横顔
近所で喫茶店が開店していました。 このキャラクター、パンダかと思ったら、パンダの 着ぐるみを被ってる人なんですかね。 機会があれば、寄ってみます。 爽やかな風の通る日、クルシャ君は機嫌良くして いました。 猫の横顔 ほとんど動いてませんが、横から寄ってみました。 子猫時代と違い、こうしたなんでもない顔をしている ときでも、様子から気分が伝わるようになってきました。...
View Article『ウルタールのうる』第十九巻ガイド
『ウルタールのうる』第十九巻が出版されました。 山猫山脈のどこかに潜む第三の人間、国洗光元についてのベルの物語と 開始された対屍鬼作戦。 今回から、ガイドで無料期間の予告をしないことになりました。 時差や申請受付の都合で、無料期間開始日時がずれ込むことが 度々あるため、無料期間開始後にブログ内の最新刊情報の張り付け 告知の項目内で、事後的にお知らせすることとなります。 シリーズについて、...
View Articleすぐ近くの割烹
首回りのコーミングを終えたクルシャ君。 ラガマフィンの毛は柔らかくて細いので、すぐに毛玉になります。 特に、自分で手入れできない首回りにはすぐに毛玉が 出来やすいので、コーミングしています。 毛玉取りが自分にとっても良いことだと、クルシャ君に 分かって貰うのは、まだ先かもしれないし、ずっと分かって もらえないかもしれない。 子猫の時は、盛んに抵抗していました。このところ、話しかけな...
View Articleつつましく、かわいいもの
その日は晴れていて、若葉に透ける陽の光が 何か特別に見えました。 離れて見ても、柔らかくて瑞々しいのが分かります。 ベランダに置いてある、月桂樹君にも花が咲いている。 去年は咲かなかったのですが、月桂樹にも花が咲く。 茂った葉の奥に咲いていて、こうして慎ましく咲くようです。 調べると、株によっては実がなる物もあるらしい。 月桂樹の実は薬になるらしい。 こちらの月桂樹君には実は付きません。...
View Articleいたずらするものたち
朝方、外で烏がよく騒いでいます。 営巣の季節。 餌探しに忙しいのだろうと決めつけて いましたが、よく観察するとそうでもない。 烏たちが数羽単位で移動しながら鳴き交わしています。 鴨川から鷗が遠征してきて、烏と制空権を争っている らしい。鷗も営巣の季節。 この狭い地域を守り抜いて、また彼らが空に君臨する わけですが、毎年の事なんだから半月くらい譲ったら どうだろうか。そうはいかないんだろうな。...
View Article『ウルタールのうる』第二十巻ガイド
『ウルタールのうる』第二十巻が出版されました。 この作品には特有の名詞がいろいろと出てきます。自分のメモを検索して 確認しながら間違いを直したり、作品中の用法を確認しながら作業して おります。その作業中に、偶然ネットの検索窓に用語を入れてしまった ことがありました。 その結果、ネットには自動で文章を生成するブログがあるということを 発見。意味を成さない文章が書かれているのですが、その中にこちらの...
View Article薔薇の五月
仲好しの猫たちは出会い頭に頭をすりつけたり、相手の 首辺りに互いの鼻先を埋めたりしています。 見ていても、ヒトがやられても安らぐものです。 この日は春の花盛り、あちこちで花の香りがする外の空気に 窓辺に立ってさらされていたクルシャ君。 窓から降りたって、飼主の顔に首回りをすり寄せてきます。 すると、外に充ちていた花の香りがします。 猫同士の挨拶には、もしかするとお互いが相手に出会うまで...
View Article猫が困ったときの表情
クルシャ君、横になっています。 寛いで、横になっていますが、ほっとしちゃあいけない。 (後ろ足を狙っているわ あなたの正座を見るために) フランソワーズ・アルディ さよならを教えて Françoise Hardy Comment te dire adieu 「さよならを教えて」に戸川純が付けた歌詞をいじってみました。 カメラを向けられたのに、いつものように顔ではなくて...
View Article音の情景
その日、朝8時頃にクルシャ君は廊下で心配そうにしています。 またあの声がします。 実は、飼主もその声で目覚めたのです。 このあたりは稀に、大徳寺の雲水が托鉢に来ています。 その独特な声と様子を動画にいたしました。 京都、大徳寺の托鉢 かつて、本能寺で散った信長の法要が行われた大徳寺。 このあたりとは、随分離れている大徳寺ですが、托鉢がある。 御覧の通り、良く通る太い声で、思ったより素早く通り抜けて...
View Article夜鳴く鳥
夜、外でホトトギスが鳴いています。 生き物の出す音には敏感なクルシャ君も気になるようです。 クルシャ君のその小さな足では、ホトトギスにも敵わない だろうね。 鳥と戦う気はありませんよ。 羽のふわふわでぬくぬくされたいのです。 それは、無理。 特にホトトギスは、自分の卵を自分で孵さない生き物だから。 じゃ、くるが え? ホトトギスをぬくぬくさせるんですか? ウルタールのうる: 巻二十...
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