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Channel: クルシャの天地
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『ウルタールのうる』第二十一巻ガイド

『ウルタールのうる』第二十一巻が出版されました。 所謂、苦肉の策。 正体を見たと思えば、直ちに対応するのが我々も含めた生き物の 本能なわけですが、苦肉の策つまり身体を痛めつけても相手を罠 に嵌める行為の要諦といえば、目標の本能的反応を引き出すことに 尽きるわけです。釣りと同じですね。 猫の狩りも、人間の狩猟も罠が基本だとすれば、同種相手に策を用いる...

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前足のきもち

その夜、廊下にいるクルシャ君に挨拶して 窓際の机に向かっていると、部屋に入ってきて、いつの間にか 転がっていました。 この寝相。 前脚を伸ばして、先を揃える気持ちがなんとかして 知りたい。 背伸びみたいなものでしょうか。 見ていると、気持ちは良さそうです。 転がり直して、 飼主に気付いたようです。 そして 何事も無かったように、毛繕いを始める。 ウルタールのうる: 巻二十一...

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猫が悲しむ様子

クルシャ君が雑誌附録の猫ハウスを気に入って、 潜り込んでいる間に いい日本酒を買ってきて嗜む。 僅かに飲んで楽しむくらいで、ちょうどいいかと。 安酒でもいいから、飲んでいたいということに なると、依存症手前かもしれないと自制しております。 そして、この間、クルシャ君は猫ハウスから起き出してき ました。飼主が何かしているので参加したい気分になった らしく、見えるところに現れて、あれこれとイタズラを...

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猫の毛飛び交う

クルシャ君、猫ハウスでくつろいでいますね。 そこで、邪魔しないようにこっそり話すから 聞いていてくれないか。 以前何度か夜中にスマホの動画を撮ると、なんか飛んでる のが映ると話題にしてましたよね。 特に気にすることでも無いと放っておいたのだが、今回は 君の毛が浮遊してるのと一緒になんか飛んでるのが映ってる 動画が撮れましたよ。 猫の毛とその他 移動の仕方とか速度が猫の毛と違うよね。...

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『ウルタールのうる』第二十二巻ガイド

『ウルタールのうる』第二十二巻が出版されました。 鎮西軍将官最初の犠牲。 「大隠朝市」(『文選』)とか。志の低い隠士は田舎の草堂などで 超然としたふりをして過ごす。かつて禅僧が独り住まいしている草庵 に取材したテレビ番組を見たことがあります。「何か困ることはあり ますか?」という問いに対して、当の御坊は「たまにあんたがたみたい な興味本位の人たちが来て、静かな暮らしを乱されるのが一番迷惑...

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昨年秋に出来た居酒屋

自宅から歩いて2キロほど行った場所にある居酒屋 にやって参りました。 昨年の秋に開店したようで、町家を改装したセンスの良い 店です。 深夜営業もなさっているようなので、夜半過ぎまでずれ込んだ 仕事の後にも立ち寄れる。 内装は、やはり梁を顕わにして空間を広くする手法。 満足感のあるポテトサラダ。 これだけでも食事になります。 大根とすじ煮 やさしくてまるい味 旬の野菜のピクルス...

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クルシャ君の足裏

ベッドで寝ていたクルシャ君が足を放り出していたので 接写。 横からですが、見上げるようにして全身を入れるとなかなか 長い身体をしているのだね、クルシャ君は。 足の裏が黒いんですね。 足黒いやつだ。 前脚を引き寄せながら、こちらを見ています。 そんなに嫌でもなさそう。 道教の三尸虫のうち、下尸が足の大きな姿に描いてあるのを見たことがある。...

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たまに押し入れ調査をするクルシャ君

猫が一点を見つめるときには、壁の向こうの 生き物が出す小さな音を聴いていることもあります。 この日、クルシャ君が床の一点を見つめていたのは どうも音を聴いているのではないらしい。 彼がこうして同じ一点を見つめていることはかつて何度か ありました。 とにかく見ている。 以前、この場所に小虫が歩いていたことがあるのです。 以来、よく見つめるようになりました。 守株、というやつですな。...

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和菓子の餡が好きな猫

クルシャ君、お土産買ってきました。 最寄りの商店街にある餅屋で出来たてのおはぎ買ってきたのです。 包みを開けると、すぐに自分の食べられるものだと理解した クルシャ君が寄ってきて、小豆餡だけを舐めはじめます。 ウルタ君も小豆餡を少量、よく舐めてました。 猫の中には和菓子の餡が好きな子がいるようです。 おはぎ食べる猫 あまり勢いよく舐め続けるので、おはぎが剥げて蒸し米の塊...

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『ウルタールのうる』第二十三巻ガイド

『ウルタールのうる』第二十三巻が出版されました。 タンパライ開城と、屍鬼およびウルタールの隠された歴史の探究が 開始される。 このあたりから連作の無償公開に対するリスクを感じるようになって きています。構造と構想をできるだけ単純で凡庸にしておくと、着想 だけで書く側も読者と一緒に楽しめるスキームができるわけで、 二十三巻目あたりまではギミックとストーリーテリングだけで保って...

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風が気持ちいいからお風呂です

外を見ているところすみません、クルシャ君ご用があります。 そうなんだ。 またお風呂なんだよ。 風が気持ちいい日だから、お風呂の後は いつもより爽やかだろうと思ってのことです。 悪く思わないで欲しい。 すぐに乾くので、毛繕いも短時間で終わりました。 半乾きの細めのクルシャ君です。 と、クルシャ君を見ていて不謹慎だが、近所の銭湯(数少ない) の前で見た映像が甦ってきました。...

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冷酒と風の六月

農耕暦に親しんできた歴史から、田植えの季節が 終わると、各地の社でお祭りがあったりします。 苗の上を渡る風が気持ちいい季節です。 近くの神社でほんの近所の人たちが集ってお祭りしている ところに立ち寄りました。 いつもの拝殿を、今夜は通り過ぎながら挨拶。 祭太鼓を聞きながら、歩いていつもの店に 滋賀の日本酒には隠れた銘酒が多いことを、去年くらいから 知りました。ご存じでしょうか、三連星。...

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箱ベッド

近くの立ち飲みの店。 去年から店舗数を増やしています。 出てくる料理がなかなかなので、満足です。 最近、立ち飲みで充分かな、と。 家では、空いた箱にクルシャ君がいつものように入ってました。 クルシャ君も箱に合わせた入り方をしているようです。 長い箱なら長くなり、狭い箱ならみっちり座ります。 今回はベッドにするのにちょうどいいサイズだったようですね。...

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『ウルタールのうる』第二十四巻ガイド

『ウルタールのうる』第二十四巻が出版されました。 宙塔文書の奇怪さが明らかとなり、屍鬼の指導層大屍鬼の正体も 知られる。 要求される作品の収束地が見えると、小手先では扱えなくなります。 プログで出しているお楽しみでは無くなってきます。 幸い、ややブレはあったものの、構造は作ってあったので、土台を 整備する仕事に掛からなければ目標に到達できないことが、このあた りから見えてきました。...

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鴨川の鳥

北大路というあたりの鴨川の近くです。 川辺にはいろんな鳥がいます。 商店街の鷗。 都鳥らしい。 軒下には燕が飛んでいました。 アオサギも堂々としています。 隅田川はゴイサギばかりでした。 夜に見るゴイサギは、コートを着てじっとしている人のような 姿にも見えたものです。 橋の下をくぐって鴨川の畔を歩いていると、鳶がすぐ上を飛んでいました。...

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夏の添い寝

夜中、寝苦しくて、自室へ枕を持ち込んで畳の上で 寝ておりましたら、クルシャ君がやってきて添い寝してくれました。 さすがに寝床が堅いので輾転反側しておりますと、クルシャ君も 嫌がるので枕を明け渡すと、こうして独り占めして寝てました。 この様子が可愛かったので、動画にしたのですが 人のまくらで眠る猫 眠り込んでいるだけあって、ちっとも動きません。 夢を見ているようで、前脚や口が少しだけ動いてます。...

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初鱧はフライで

夏に涼しげな京町家の風情。 丁寧に改装してある町家を拝見すると、なんとなくほっとします。 この10年で市内の町家建築は20%くらい減ってるそうです。 ホテル乱立が始まった2年ほど前から、さらに減っている ことでしょう。 宿泊施設だけが増えて風情を消していく観光地とは、いずれ 単なる滞在地になってしまうわけで、地域のグローバル化が 進めばツーリズムの価値も無くなると思うんですがね。...

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陽に透ける耳の鴇色

クルシャ君お風呂でした。 暖かいので、濡れても早めに乾くのですが、それでも 体温は奪われるようで、毛繕いしながらも小刻みに震えて います。 それで、窓を開けて日を入れてやると、やってきて 部屋の中の陽に当たりながら毛繕いしております。 接写しますと、地肌が見えます。 子猫の鴇にドライヤーで感想させようとしたところ、クルシャ君が 怪我をしてしまうほど強烈な抵抗をしてきて、危険だったことから...

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『ウルタールのうる』第二十五巻ガイド

『ウルタールのうる』第二十五巻が出版されました。 本年一月からのブログ連載分の書籍化、市場参加がこれで終了することになります。 二十五巻では、宙塔文書の内容がそのまま挿話内の挿話として入れ子になっている 状態で、時空連続体の話題が始まる形になっています。 宙塔文書の一部として書かれたものは、別冊『極東寓話集』として独立した形 で編集し、出版されています。...

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バテ伸び猫

毎年酷暑となる、このあたりの7月の半ばを越せるだろうかと 身構えている日々なわけですが、クルシャ君は身構えたり しません。 伸びて降参する。 飼主を挑発して追い掛けられ、逃げに逃げて、ついに 追い詰められると、よくこんな感じに転がって降参してます。 この場合、伸びた方が放熱しやすいからなんでしょうけどね。 ただ、飼主とのバトルなら、いつでも受けて立つ目つき。 ウルタールのうる: 巻二十五...

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