猫関所
下駄箱やクローゼットを開けて、その中の奥に 潜り込んで、ひっそりと昼寝するへんな癖がある クルシャ君。 見える場所で寛いでくださいと、何度も言っていると 理解したのかどうだか分かりませんが、こんな場所 で横になっていることがあります。 通り道なのですが、気配が分からないより、ずっと 安心できます。 猫なので、人が跨ぐことがあっても移動しません。 通っていく人の、...
View Article『ウルタールのうる』総集編第二部
『ウルタールのうる』総集編第二部が出版されました。 ウルタールのうる総集編: 2 (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや 第一部と同様に、一気に読み通せるちょうど良い分量 にしてあります。 構成話の間には、登場キャラクターのイラストを挿入して あります。 また、第二部には鎮西軍とリンクスとの前哨戦から決戦終結 までが総て含まれています。...
View Article化けるか祈るか
クルシャ君、そろそろまた盂蘭盆会があったり するわけだが、猫には精霊とか御霊とかそんな のを供養したりしないのかね。 畏れも、思い煩うこともないのに、 供養なんかしませんよ。 供養しといた方がいいと思いますよ。 第一、自分の為になる。 君らは、自分の滅びには頓着しない一方で、愛する者の 滅びは認めないらしいじゃないか。ずっとその関係を生き続ける のは、自分にとってよくない。...
View Article祇園祭の鉾立て
その日、祇園祭の山鉾が街に現れ始めて いました。 ほぼ一日をかけて、組み立てられる 山鉾なわけですが、この作業を鉾立てと 呼んでいるようです。 屋台と鉾をまず立てておいて、周囲を作って いくわけですね。 実際、鉾を立てているとこを見たことが無いので どんなものか、いつか見てみたいものです。 こちら、月鉾かと思われます。 山鉾の中のジャガーノート級。 山車なだけに。 街の様子もそれらしくなります。...
View Article岩戸山の材料と視線に気付いた瞬間のクルシャ君
敢えて、散らかった感じのタイトル。 そして、こちらは整然と組み立てられていく前の 祇園祭、岩戸山の骨組。 材料が綺麗に並べられています。 すぐ組んで、使ったらすぐしまう。 こういう発想でインフラ拡大した例はないかと思ったら 古代国家自体が戦争と大規模祭礼が人力に頼ってたので こんなものだった。 こうして記録していると、どの部材がどこに使われているのか 分かるかも知れない。...
View Article巡行壱番
山鉾のすぐ脇には、このような会所が 必ずあります。 町家ではなく、ビルになってしまっていたとしても 必ずあるのです。 山鉾解体後の、こういう部材を保管する場所が必要 だからです。 仮に怪獣が京都市内を急襲するとして、且つ山鉾のみが 怪獣を撃退できる、とします。 祇園祭の発想自体が似たようなものなので、分かり易く なると思います。 するとですね、直ちに市内各所の山鉾の会所に町衆が...
View Article埒の内埒の外
鶏鉾埒の内にある車。 毎年、鉾立てが終わると、一度は夕立で湿る 山鉾なわけですが、今年は夕立も無し。 献酒の樽が並んでいます。いつも思うんですが、 これ、中身は入ってるんですかね。 浴衣の人も見掛けます。 埒の内を覗いてきて、一旦戻り、また用があったので 出掛けようと準備をしていると、クルシャ君が見送り に降りてきてくれました。 いつもはこうして見送りしてくれないので、気になります。...
View Article空飛ぶ夢を見ないため
祇園祭の茅巻買い換え候補ですが、今年は最寄りの木賊山 にしましたよ。 能の「木賊」が主題なわけですが、会所で展示されている 懸荘品を拝見すると、仙人尽くしの懸け物が三点ほどあって 気に入ったわけです。 琴高、黄初平、蝦蟇、鉄拐、西王母なんかで、よくある モチーフかもしれませんが、こういうのは財産として保存 展示、利用するだけでなく、できれば同じモチーフを何度も...
View Article宵山を歩く
夜中でも全く涼しくならないのが宵山。 涼もうとすれば、どこか店の中にでも 逃げ込むことを考えるのが手早い。 ところが、楽しいものがあれこれ揃っているので 暑いとか気にならない。 ゆっくり見ていると、時間も無いのでまた次回。 立ち止まっていると、暑くなるので通り過ぎざるをえない。 なんとか蒸していない場所を求めて、近くの和風布地で有名な 店に逃げたところ、山鉾が並んでいました。...
View Article船鉾の囃子
毎年見ているうちに、細かいところも見え始めてきて なんとなく愛着の出てきた船鉾でございます。 2018船鉾 船鉾の囃子も、かなりいいものです。 季節毎に店先にある立花、生け花なんだろうか立花 なのか分かりませんが。 東京オリンピック誘致プレゼン以来、おもてなしとは何かと いった話を聞きます。歓待や振る舞いは、おもてなしでは あるまい。物量や浪費を見せつけて、威圧的に客を共犯者...
View Article腹筋だけで起き上がった姿勢から、仰け反る
クルシャ君の先導開始。 野外で出会う猫の中にも、稀にですが、出会った飼主に対して 意図を持っている場合があります。そんなときは、大体こう やって先導しながら、尻尾立てて先に進みます。 この時は、やはり階下で用事があったようです。 どうせフードかおやつだろうと思っていると、 つめとぎがすり減ってきたから替えてください、とか 獲物獲ったから見て下さい、などということもあります。...
View Article御簾くる
夏は虫干し。 風を部屋に通しながら、しまい込んでいる物を出して 空気で洗うような感じでしょうか。 この日は年中巻き上げている御簾を垂らしてみましたよ。 クルシャ君、毎年見てるはずなのですが、気になって しかたないようです。 寸詰まりですよ。 まあね。クルシャ君が通れるように、高めの位置で吊ってるんですけどね。 そして、この手のモノを見ると必ず爪を当ててみたいのが猫というもの。...
View Article夏毛になりました
長毛種は夏毛管理が必要。 クルシャ君の場合、虚弱なので、夏に体調を崩すこと が多いくらいストレスが影響します。 二週間に一度くらいの頻度で洗って、換毛を促しています。 お風呂の当日か翌朝、家のどこかに吐いた毛玉が転がってますね。 夏毛の短さも、なかなか似合ってますよ。 あとは、尿路障害と夏風邪に注意します。 決まった時間に遊ぶことで、ストレス軽減をと思っている...
View Article大船鉾
クルシャ君、猫踊りの姿勢で寝転んでいるところ なんですけど、今年の祇園祭の大船鉾見るのを 忘れてしまったよ。 それそれ、あとのまつりですよ。 大船鉾は、あとのまつりなんだよね。 手遅れだという意味の慣用句なら、祭の後じゃないかと 思うんだが、祇園祭のあとのまつりは大したことない などという意味らしいね。 あとのまつりで、がっかりなんてしませんよね。 そう、まったくもって、がっかりしない。...
View Article『ウルタールのうる』第二十六巻ガイド
『ウルタールのうる』第二十六巻が出版されました。 二十五巻までは、当ブログに掲載された作品を加筆、修正、編集した ものです。二十六巻以降は一巻八話分のすべてが新たに書き下ろされた ものとなります。 新たに書籍として発表することによって それまでは封印していた仕掛けや描写、構成などを試しながら仕込んで いくことができるようになりました。...
View Articleアリアンに写真を見せる
アリアンに会いに行く途中で、外のモノを写真にして 土産にすることにしています。 そんなに見てくれないんですが、お話しする材料には なるので、古いカメラの写真とか 入った店の天井とか 牛乳販売店で見つけた京都弁の幟なんかですね。 というわけで、外はこんなものがありますよアリアン。 どうも暑くて、興味無いらしい。 身体も大きいから熱が溜まりやすいのかもしれない。...
View Article神社の縞猫
台風が接近しつつある午後、夕焼けがよく映える空。 いつもの神社に寄ると、去年の夏に出会っていた 縞猫と再会できました。 一度しか見ていないので、気になっていたのですが、 元気にしていたようです。 夏の神社猫 逃げてしまわない距離から動画にしてみました。 小柄です。 不安そうに一声鳴きます。 去年見た時には、暑さですっかり消耗していて、触れられる 距離まで近付いても気にされないくらいでした。...
View Article猫を指揮する
準備万端で、合図を待って集中しながら待機している状態。 例えば、交響楽団が指揮者の登壇直後にあるような場合。 予め決められたサインが出ると、ただちに演奏が始まります。 実は、同じ事を猫に対して引き起こすことができます。 ただし、打ち合わせなどは、一切ありません。 クルシャ君がおもちゃを運んできて、遊んで貰えるのを 待ちながら集中している時を見て、飼主は指揮するだけで...
View Articleさぐる
クルシャ君がドアの隙間から探っています。 逃げ込んだ獲物をこうしてさぐるのが猫なわけですが、 実は飼主もクルシャ君の隠された身体の特定の場所を 求めて、子猫時代からずっと探っています。 ウルタ君なんかはすぐに見つけられたのですが、クルシャ君 は柔らかい毛が密生していて、なかなか見つからない上に、 触れようとすると逃げてしまうので、今まで一度も見たことが ありません。...
View Articleクルシャ君また洗われる
ひょっとすると、洗い過ぎかも知れません。 なんというか、暑そうにしているクルシャ君を見ると つい、涼しくしてあげたいと思う余り、夏場には 風呂の回数が増えてしまいます。 毛も減るし、濡れてる間は多少涼しいよね。 冬場よりは何倍も速く乾くとはいっても、肌近くの部分まで 完全に乾くには、夏場でも一昼夜以上かかります。 日向乾かし猫 こうして、風呂上がりは、いつものように日向に出て行って...
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