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『ウルタールのうる』第二十四巻ガイド

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『ウルタールのうる』第二十四巻が出版されました。

宙塔文書の奇怪さが明らかとなり、屍鬼の指導層大屍鬼の正体も
知られる。

要求される作品の収束地が見えると、小手先では扱えなくなります。
プログで出しているお楽しみでは無くなってきます。
幸い、ややブレはあったものの、構造は作ってあったので、土台を
整備する仕事に掛からなければ目標に到達できないことが、このあた
りから見えてきました。
ウルタ君の寝姿を目の前に見ながら、それでも彼が近くに居て励まし
てくれているようにも感じて、時間を掛けてもやり遂げようとして
いた矢先、ウルタ君は突然天に帰っていきました。
何も手に着かず、自分が何をすべきなのかも見えなくなったまま、
五年が経過します。
ウルタ君の六回忌を前にして、もう一度書き始めて、この作品を終わ
らせようと決めたのが昨年の秋。
ブログに掲載された分の話は、次回で加筆、編集、校正を終えます。


第二十四巻にも「屍鬼制圧作戦図」が付属しています。

本ガイドが読者の皆様方にとって助力となれば幸いでございます。




表紙

高教府付従者 ふく

本作登場キャラクターのうち、唯一ひらがなで名が表記される。
ミックスダブルコート。ダイリュートの白黒。
フカルヤと同じ将軍付小姓組として、学業と学資の一部免除を
受けて鎮西軍に参加する。飼主襲撃後に怪我をしながらウルタ
に報告に向かうが、その場で存在を否定される程叱責される。
後に軍籍から離脱。小姓組も抜けて、飼主と共に高教府に属する。

ウルプライムの警察が飼主を確保に高教府に立ち入った際には、
身体を張って飼主の連行を防ごうとして怪我を負う。
高教府のハオマ枢機卿の許しを得て、飼主と共にケルマン寺、
および宙塔の探索に向かう。





第二十四巻のあらすじ 

ケルマン寺で異界の文書群を初めて目にした飼主は、混乱する。同じ
ケルマンの地域に潜伏している矢島を追ってきたメナスとベルから
調査の現状を知った飼主はウルタを案じる。クワイエボム渓谷では
ナタンの軍が大屍鬼の一団に急襲される。ンガリハリで潜伏調査中の
ホクマーは大屍鬼の正体を本部に通知。ウルタは本国の動向と屍鬼体制
の分析を命じる。






キャラクターピックアップ

クシュ・ンリタリ

屍鬼の最高指導機関、大屍鬼三頭枢密洞洞員。
魑行砂漠北方の山麓地帯にほぼ絶滅状態で生息していた大屍鬼らは、
レッドパンダに導かれて、種の存続のために彼らに頼り、屍鬼を建国
した。最高権威として屍鬼に君臨し、常にその動向を国民に知らせて
敬愛の対象となっている。
クシュ・ンリタリはクワイエボム渓谷で屍鬼の師団を率いてナタンの
軍を襲い、一旦敗走させる。ンガリハリ開城後は、戦後処理に関する
屍鬼側の総責任者として任を果たした。






事象

宙塔文書

ウルプライム北方の宙塔からもたらされた、とされる異界由来の文書群。
ケルマン寺の宝蔵にその大半が眠っているが、解読され、かつ有用と
された文書に関しては高教府に保管されている。
解読手法や情報の利用法についての詳細は不明。




ウルタールのうる: 巻二十四 (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや
新刊『ウルタールのうる』第二十四巻

表紙 高教府付従者 ふく「金融恐慌とか、アポロとは何ですか」

附 「ウルタール世界の地図」
  「屍鬼制圧作戦図」

6月20日16時から、5日間無料配本


ダウンロードしてすぐお読みになれます。

次巻発売開始迄には、当ブログ内の該当連載記事が
順次消去されていきます。

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