寝起きと毛乱れ
すこしばかり冷えていたある日、布団からはみ出して いる何かを見つけました。 こうして、好きな場所で好きなように昼寝しているクルシャ君 なので、うっかり物を置いたり、座ったりできないのです。 めくってみると、昼寝を起こされて恨めしげに振り向かれる。 ランドリールームのリネン入れの中に潜って寝られる よりはまし、と思うことにします。 夏場は、下駄箱を開けて靴を抱いて寝るんだよね。...
View Article新時代の花
満開の頃、撮っておいた菅社の紅梅です。 日頃の通り道なので、花の頃には花を愉しませて頂き、 祭の頃には祭を折々に拝見しております。 通り道には、地蔵もあれば、寺もあり、また 特別な社や史跡もいろいろとあるのでございますが、 新皇を僭称した将門公を祀る社もあります。 新元号が発表される前日に飼主は嫌な気がして 明神社に立ち寄ってみたら、案の定 汚らわしいモノが仕込んであったので、排除して...
View Article桜と新店舗
その日は桜が咲いておりまして、 近所に二年ばかり建て替え工事を行っていた地下鉄駅の 真上のちょっとした建物が新装されて、新規に店も開店 しておりました。 いつも見ているので、このあたりの住民としてはつい 撮影してしまいます。低開発でも珍しいもので。 あの、オーブンの中みたいな祇園祭の前後の日々には 何かしら涼しげなことをしないと、この外装ではほんとに 石窯みたいなことになるんではなかろうか。...
View Articleうふふ、それきらいです
ある日、PCを放っておいて席を立った後で クルシャ君がカフェテーブルの下に潜り込んで 抗議をしていました。 こうなる前に、席を立った飼主が戻ってきた際 クルシャ君はキーボードを覆っていました。 ほんの子猫のときからよくやってたやつですよね。 今更、驚くことも嫌がることも無いのですけれども、 クルシャ君の気持ちを分かっていても、どうにもならない こともあると、いずれ伝えなければいけないとは思って...
View Articleクルシャ君に教えたくないインド屋台の衝撃
狭い机の上でも、ウルタ君よりはやや自由に過ごせる クルシャ君が正体なく眠りこんでおります。 彼の様子を見ながら、立ち上がるとこれだけ寝入って いても起こしてしまうから、などという理由を付けて ネットで席を立たずに、この場で時間を浪費する動画 なんか見る口実にするわけですけれども、この日見つけて しまった動画がこちら インドのモンスター級サンドイッチの作り方 / Big Sandwich...
View Article警戒と興味
春のアリアンです。 この広くて、雄渾な背中に惚れ惚れします。 クルシャ君の背中が細くて頼りないということでもありますが。 足の裏の長い、内股気味の後ろ足も立派です。 アリアンに誘われて、見えないところまでやって来ると こうして振り向いて、ようやく挨拶を返してくれます。 いつものことですね。 話しかけてる内に、こうして寄りすぎるのもいつものこと。 そして、内気なアリアンらしい表情も。...
View Article春あるき
櫻の盛りを迎えた頃 紙製の雛壇なんかも季節外れ とよのあかり、と言うのかな。 御代も変わって、招かれる者もあるのだろうが。 殊に一世限りの大嘗祭となる。 春の日の明るい空の下を歩く。 ポケモンステーションの宣伝があったりするが、そもそも それが何なのかよく分からない。 ランス君もひさしぶり。 この頃は、君が食べている姿ばかり写真にしている 気がするよ。 さらに歩いて、人丸神社にも参拝しておきます。...
View Articleクルシャ君、今年の桜です
遊んで欲しそうに、おもちゃ持ってきて 飼主が見えるか見えないかの場所で、くんくん声 あげて転がっているクルシャ君、外は花盛りでしたよ。 先月のことだけれども。 名所で無くても花はあるので、辻々に花が散っていました。 2019京都高辻の桜 見上げては、通り過ぎるのも惜しいのか、このように 記録していく人たちが例年より多かったように思います。 ランス君も食べてないで、外見ると、ベランダの向こうに...
View Article夜桜と若冲虎
本記事は、話題のジャンルを「猫」にしております。 クルシャ君の写真は無いのですけれども、猫の話題 なんであります。 夜桜を見て、たまにはクラフトビールも頂いて おります。 夜見ても、なかなかに明るく見える桜かな。 昨年あたりまでは、花の下でも己を撮る観光客が 多かったような気がします。今年よりは。 桜も、ようやく観賞されるようになってきたんでしょうか。 ところで、気付くと本棚に虎が居る。...
View Article桜と夜桜
先月あたりに夜歩きして撮った写真のご紹介。 今年の夜桜は、混雑も見込まれるほど花見で 人気上昇中なんていう記事を見かけた場所に こっそり立ち寄ってみた際の写真ですが。 騒がしくもなく、淋しくもなく、たまに人通りの ある程度の適度な夜桜でありました。 市内の名刹あたりの庭なんかは、独り占めできたりしてるんでしょうな。 まだ肌寒い夜でした。 これから暖かくなると思いまして、温めて飲むものを...
View Article春の密着は背中越しです
この日、クルシャ君は飼主の手の届く範囲に居ました。 いつもは、好きな場所に落ち着いて、気が向いたときに やってくるのですが。 眠っているときにどうも悪い夢を見たようで、 飼い主の前で眠りながら痙攣を始めて、やがて 苦しそうに長鳴きしました。 いつものレムと様子が違うので、慌てて撫で起こし クルシャ君の名前を呼びながら、様子を見ていると ぼんやりと目を覚ましてまた安心したように丸く なりました。...
View Articleミミズク、拉致される
桜も終わる頃、連日花ばかり見ていた日々も終わります。 そして、花の咲き始めから終わるまでに、飼主の部屋には ペーパークラフトの動物、または動物がモデルとなった絵画 を立体にしたペーパークラフトが何体か増えていました。 それら紙製造形物の命は儚い。 桜よりおそらく早く散っていくことでしょう。 なんといっても、儚く壊れやすいものたちの命を 縮める天才が我が家に住み着いていますからね。...
View Article北斎の金魚、解体される
こちらは、前回の記事でクルシャ君が拉致していったミミズク。 後に回収して戻しておきましたが、翌日は被害を被らなかった ようです。 なんだ、クルシャ君もそんなにやんちゃじゃないんだな。 子猫の時はイタズラして飼主が困るのを見て笑ってる ような悪童だったのに、すこしは丸くなったんだろうか。 ウルタ君も見守っている展示台に、ミミズクのお友達を増やして...
View Articleクルポストからのサルベージ品
今回は、昨年末からほぼ半年間もの間あたためてきた企画です。 思いついてから、この日まで用意して参りました。 半年間の結果がようやく出たようなので、ご報告いたします。 何を企画していたかと申しますと、クルシャ君が持ち去る小物 たちの始末と行方、およびそれらの回収展示、をやろうと決めていた わけであります。 猫が日用品をおもちゃにして転がすことはよくありますね。...
View Article猫を落ち着かせる
あまりにありきたりで、誰でもご存じであろうと思っているので かつて書いたことも無いのですが、猫を落ち着かせる際に効果 ありそうな手管のお話。 実のところ、猫に対して飼主が長年ほぼ意識もせずに毎日のように 繰り返しているので、効果など無いのかもしれません。 何の確証も無く、不安だったり、興奮していたりする猫には通じる ものとして繰り返してきた方法なのかも知れませんので、そのあたり...
View Article録り逃す
すっかり暖かくなりまして、クルシャ君もひとりで三部屋くらい占拠して 暮らしながら、たまに飼主と出会うと甘えて尻尾立てるようなことが 続いております。 このときは、フードが無かったらしく、甘えて声も出していたので、 その声を記録しようと、咄嗟に録画をしたのですが、 クルシャ君の声 よく聞こえませんでした。 明け方に、飼主が寝入った頃に遊びたくなっておもちゃを...
View Article壬生の道を一筋ばかり先に行く
壬生というあたりです。 すぐそこなのですが、あまり通らないのは 用がないからなのですが、用がありましても いつも同じ道ばかり使う。 そうなりますと、あたりのことを何も知らないまま 過ごしてしまう。外歩きが楽になったこの頃だから いつもより一筋、違う道を歩いてみました。 目が覚めるような寺の壁。 このあたり、寺ばかりなのですが、歩いたことが ありませんでした。 良く保全されています。...
View Article藐姑射山より無何有郷へ渡る
先月の初頭まで、桜も種類によってはまだ散り 残っておりました。 花ばかり見ていると人の世が分からなくなりそうです。 人の世ばかり見て、花を忘れる者はそういないのに 花を踏んで入った藐姑射の山から、曙光に指の影を 透かしてみるなんて時を過ごすと、容易に人の世の ことを忘却する。 忘却です。すべては忘却なのです。存在の歴史とは 忘却であります、ってハイデガー先生も仰ってました。...
View Article説教ロボットですよクルシャ君
クルシャ君、一昨年くらいからAIという言葉を よく聞くようになってきましたが、なんだか突飛な ところからもAIが話題になってきましたよ。 ニュースで 存在は知っていたのですが、表を歩いていて こんなポスターを見ると、ああマジやったんやな、って 思いますよね。 スプートニク日本の記事によれば、完全な涅槃を 実現する道へと導く教え、を説くらしいんだな。...
View Article猫の真の敵と戦うクルシャ君
すっかり暑くなって参りました。 クルシャ君はこの時期、冷気が夜の間に階下へと 溜まることを知っていて、涼むために玄関付近で 過ごすようになります。 そこへ、外出するために飼主がやって来ると、クルシャ君 は場所を空けて階段へと移動なさいます。 階段の脇から出かける飼主を見ているクルシャ君の表情を 写真にしてみました。 その顔は、不安気に見えながらも、釘付けになっている様子。...
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