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Channel: クルシャの天地
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クルポストからのサルベージ品

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今回は、昨年末からほぼ半年間もの間あたためてきた企画です。
思いついてから、この日まで用意して参りました。

半年間の結果がようやく出たようなので、ご報告いたします。

何を企画していたかと申しますと、クルシャ君が持ち去る小物
たちの始末と行方、およびそれらの回収展示、をやろうと決めていた
わけであります。









猫が日用品をおもちゃにして転がすことはよくありますね。

そして、何か猫が転がしている小物をしっかり取り戻せれば
良いのですけれども、戻ってこないことがあります。
人が常日頃の掃除をしても、手の届かない家具やら窓の桟やらの
隙間に投げ込まれたまま、失われていく小物たちもあるのです。


猫が小物を投げ込む場所は、大体決まっています。

クルシャ君の場合は、その場所を飼い主がクルポストと呼んでいます。
家具と壁との隙間、玄関の靴入れの下、サッシのレール、
マットの下なんかですね。




掃除の度に、クルポストを回って、おもちゃにされた小物たちを昨年末から
集めてきました。実につまらないものたちですが、その回収成果を
本日はご覧いただきたい。









これらが、半年分のクルポストからのサルベージ品となります。

手遊びした挙げ句、投げ込んでしばらく行方不明にされた物品たち。










ミントですよね。薄荷の香りなどは猫の嫌がる部類だと
思うのだが、匂いは気にならなかったようです。

何にでも神経質になっていると、転がして遊べない。











右はUSBメモリのキャップ。

左は、元が筆だった棒。
こちらは筆の毛の部分をすべてクルシャ君が噛み剥がして、
棒だけにした挙げ句、ポストに投げ込んだものと思われる。


狼藉行為である。









飼主が本読みに日常的に大量に用いる付箋。

読書してるんだか付箋貼りしてるんだか分からないことありますね。
クルシャ君にとっては、いいおもちゃになります。


偸盗行為である。








下はちゅーるのパッケージから切り取られた小片。

実は、この切り取られた部分のみが、いつも玄関あたりに落ちているので
クルシャ君のおもちゃ運びの結果であろうと考えて、これらを回収していた
のです。そのきっかけとなった品物。



上はもちろん、酒瓶の蓋です。正月に転がして遊んでいたのを見たきり、
しばらく目にしていなかったのですが、サッシのレールで発見しました。



基本的に、掌に収まる物品であるならば、何でも転がされてしまいます。

先日は、真夜中に風邪薬の入った小瓶を廊下で転がしてましたね。









冬は、外したマスクや手袋を片方くわえて、走り回ったりもしますよね、君。


ああ、本日夕方ですが、失くしていた箸の片方を飼主は自分の鞄の中から
見つけましたよ。






リビングで食事した後、片付けしていたら自分の使った箸が一本しかない。
掃除しても、クルポストを回っても回収できなかった。

それから四日後、テーブル下に食事中置いてあった鞄の中に、箸がシュート
されていたということを、出先で確認しました。

上の写真が、その証拠写真でございます。

あれ、このペン書けないなー、なんでだろうなー。
あ、箸じゃねえか。


筆箱を探ってペンを出そうとしたんですけどね。

失くした箸が出てきましたよ。
クルシャ君のクルポストは家の中に固定されているとは
限らないのです。どこへシュートするかはクルシャ君次第。


ウルタ君は自分の毛を毟って播いていたけれども、こういうのも
猫なりの主張なのかな。

おかげで、出先でもクルシャ君とつながっていられました。




ウルタールのうる: 巻二十八 (うるたやBOOKS)東寺 真生うるたや

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