2017年となりました。本年もブログ「クルシャの天地」よろしくお願いいたします。
クルシャ君は昨年の晩秋から冬にかけて、やや体調を崩しましたが
いい獣医の処置と飼主の気配りと彼自身の快復力によって休息に本復。
寒くなって、ますますふわふわになっております。

正月らしい写真を、と
よく出かける店の様子と料理など並べて参ります。

昨年から動きが目立ってきた、反グローバリズムの流れですが
去年より遡ること5年ほど前に起きたccupy Wall Street運動
が、この流れの淵源というか、現象として歴史上に意識化されてきた
端緒だったのではないかと飼主は思っております。

一度始まると、全てを覆うまで止まりません。津波みたいなものです。
本年になるとこの運動は別の段階に入ることになります。

但し、何でも悪用され、特定勢力の利権になりがちなのは変革運動
の常という物で、剥落していく従来の利権エリートにすり替わるだけの
理想も自律心もない連中というのが目立ってくることにもなります。

しかし、文明化というのはノルベルト・エリアスが指摘したように、決して
退行しないものであるから、より自覚的で自律した個の価値というものを社会
が判別できるようになっていく、その過程であると飼主は思っています。
イデオロギーの時代は21世紀で終わるのです。

ようやく、ニセモノの虚仮威しが通用しなくなる時代になりつつあると
思えば、飼主にとってはいい正月で酒も旨い。

そして、いくらかの犠牲を見ることにもなる。
逆境の中で節を曲げなかったすべての人々が報われる新年となりますように。
お祝いとお祈りを以て新年のご挨拶といたします。


