実は、飼主がクルシャ君と暮らし始めてからの数年来、ブログにも
書いてこなかった研究課題がございました。今回は、そのへんのテーマの観察
について、ごく初歩的な示唆を開陳させて頂きたく存じます。
そのテーマとは
猫は稀に正座をしているのではなかろうか
ということであります。
いやいや、猫はいつもだらしなく横たわっているだけで正座など
ありえない、そもそも猫にとっての正座とはどのような姿勢のこと
を言っているのか?
この疑問こそが、真っ先に飼主の答えるべき問いとなります。
まず、猫が常にだらしなく横たわっている、などというのは主観に過ぎない。
現実には、猫は常に次の行動を用意した、待機姿勢をとっていることが覚醒
時間の大半を占めております。
この、覚醒時における待機姿勢のオプションに、飼主の指摘する「猫正座」
があるのではないかというのが、飼主の仮に主張するところなのです。
猫に於ける正座のような後ろ足の組み方、と言っても良い。
とにかく、猫が正座するというのならば、その証拠写真でもなければ
ならない。そこで、まだ曖昧ですが、正座らしき写真を
うむ。分からん。
この写真では、後ろ足がどうなっているのか、よく分かりません。
他所のサイト様から拝借した猫骨格図を御覧頂けるならば、この写真からでも、
クルシャ君が、足根骨を腓骨と平行に為して居ることがお分かりでしょう。
この状態で、なおかつつま先を交差させ、前足を持ち上げて、半身起こしていれば
まさに正座なわけです。
およそ、行儀などというのは形がすっきりしていて、合理的な姿勢の維持に
尽きると見做すならば、正座も椅子を使わない起居におけるひとつの合理的な
姿勢なわけだから、その骨格に於いてヒトに近い猫が正座しておかしい謂われ
はない、のでありますよ。
クルシャ君の場合、正座しているところを見つけても、尻尾で後ろ足の形を
大方隠してしまうので、写真にするときは尻尾を持ち上げなければならない
ところが、なかなか証拠写真を撮れずにいる難点なわけですが、いずれ決定的な
写真をお目にかけられることでしょう。
飼主がへんなことばかり考えているので困ります。
悪いが、しばらく付き合ってもらおう。
この日、猫の正座なんてことを思っていると、同様に由緒正しい忍術道場が
京都の街中に存在していたのを発見。
伊賀流なんだそうです。
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