ある日の午後、クルシャ君が窓の向こうを気にしています。
外に何かいますよ
鳥か虫だろうと思って、飼主も外を見るのですが、何も
見当たりません。猫の声でも聞こえたのだろうか。
何が居るのか、飼主には分かりませんが、クルシャ君が集中して
引き締まった顔をしているのが好き。
センスを研ぎ澄ませて、丸顔を最大限に鋭角的にしております。
猫なのかな。この街あたりは猫が大切にされています。
美髪館、旬風庵、猫の居る花屋、門前猫の寺、猫の居る電気屋
猫が出窓で寛いでいる町家、猫がテーマの喫茶店。狭い地域に
猫と猫のイメージが自然に集まってきているような状態。
住む人たちもまた猫のようだと思えるのです。
飼主の予想通り、鳥も猫も窓の外には見つからなかったので、クルシャ君
はおもちゃを自分でベッドの上に運んで過ごすことにしたようです。
顔つきには、まだ若干緊張感が残っています。
水のソーテール2: 歌うメムノン (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
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