こんばんは。毎度クルシャ君を素材にして、いろいろと実験したり
観察続けたりしております。大抵のブログはこんなものだと思うのですが
違いますか?
尻尾が豊かになるにつれて、抜け毛も豊富になって参りました。
今日、飼主がうっすら考えてみたいのは、タイトルの通り「イタズラと癖の境界」です。
猫の日常行動でイタズラは欠かせないものです。
問題行動とは言わずにイタズラなんて言う時には、飼主側の都合が反映されています。
専用のつめとぎで猫が爪を研いでくれれば通常の行動ですが、家具で爪を研ぐとイタズラ
になります。猫は爪を研いでいるだけです。
するとやっぱり、イタズラという言葉に拘ると何かと面倒な事になりそうです。
クルシャ君の今日のイタズラは、台所に出してあった子猫用の粉ミルクの缶の
蓋をどうにかして開けた上で、中身の粉ミルクを猫トイレの砂を掻き出すやりかた
でもって、盛大に掻き出してくれたものだから、台所中がもう粉ミルクだらけ、と
いう後始末に時間のかかる悪質度のやや高い犯行でした。
現場を押さえていれば写真にできたのですが、飼主が見た時には犯行後の無残な
状況だけだったので、こうして報告するだけで写真は無いのです。
写真撮ろうなんていう余裕もありませんでした。
子猫用のミルクは幼い頃のクルシャ君が二度くらい飲んだ事のあるもので、
以来使い道もなく放って置かれたものでした。
この粉ミルク掻き出し事件などが、典型的なイタズラですよね。
やはり言い換えましょう。飼主に迷惑がかかるかどうかだけがイタズラか
そうでないかになってしまうので、今回のテーマに合わない。たとえば
オスネコのスプレーなんかは困るのでイタズラですが、本能的な行動で
あって、癖なんていう個性的な表現よりずっと根深いものです。
本文と何の関係も無い写真。
滅多に歩かない通りで見つけました。
せっかくなので、写真に。
典型的なイタズラという言葉で飼主が示したかったものをはっきりさせた方が
良さそうです。
それは、猫の日常の中でヒトの暮らす環境に限定されて発生します。
それは、適応行動の一種です。
それは、知的な試行に類するものです。
要するに猫が「これやったら面白いかなー」と感じてやらかした事件のことなのです。
都市伝説で「魔法使いの弟子」という類型があります。
自分で責任もとれないようなことをしでかして、師匠の魔法使いがやってきて
事態を収めるまで、魔法が暴走して大事になってしまう、というお話。
人類に原子力、なんて「魔法使いの弟子」的なテーマです。
なんだかもう定義だけで終わりそうな感じで、何も考えていませんね。
今回はこれだけになりそうです。
バッグに潜り込むのはクルシャ君の癖。
飼主が定義したい「イタズラ」も「癖」もどちらもが猫の個性の表現である事
をとりあえず確認して、本日はこれまででございます。
クルシャ君のイタズラはおよそ毎日行われていますから、この件についての
材料には事欠かない予定。
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