本ブログで何度か写真を載せている門前猫にまた会えました。
ダイリュートキャリコのかなり年取った猫で、細い身体をしています。
このあたり、両本願寺も近いので、親鸞と縁がある寺もあって、こちらも
そのひとつ。かつては法華の大きな寺が五条あたりにあったそうです。
そういえば、あの巨大寺院本能寺も日蓮宗の寺だったんですよね。
死のうは一定
カメラを近づけても目を開けない、既にして彼岸に達したような不動感。
なるほど火車の中で慌てて時を無駄にし続ける衆生凡愚は、老いた猫にも
及ばないことさらに遠し。
天使の宮の猫たちも、悟道を示す猫たちもある。してみれば、天使も仏もこの
あたりではおよそ猫なのでございますよ。
いや、とにかくこの子に触れるかもしれない、そう思って動画にしました。
門前でうたた寝する三毛猫を撫でる
まずは、怖がられないように背後に回ります。
ゆっくり、屈みながら、首の後ろあたりをそっと触ります。
この猫が何度も人から優しく撫でられてきた場所のはず。
すると、眠っていた猫は目を開けて首を上げ、小さく返事を
してくれました。
眠っている門前猫を触るのは無粋そうですが、飼主は放って
おけない性分なので申し訳ない。
この猫に何度会えるか分かりませんが、会う度また時を惜しむように
挨拶していこうと思ってます。
また会えるかと思う幸せ。
滅する前のサオシュのことをどうしても思い出します。
螢火白楊クリエーター情報なしうるたや
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