前回の記事でお話した通り、挨拶のつもりなのか、おそらくは
構って欲しいものだからクルシャ君はおもちゃを運びます。
一言「お忙しそうなところ恐縮ですが、構ってください」と言えば
済むのにと思いますが、クルシャ君は猫がおしなべてそうであるように
奥ゆかしいので、行動で以て飼主に空気を読むように計ることで意志を
伝えているというわけです。
そもそも、一言言うなんてできないんですけどね。
そういえばお菓子のムースを指しながら「一言むーす(申す)」を学生時代に
しつこく繰り返していた座禅部の部長殿は今や円覚寺の管長らしいですな。

ある程度、クルシャ君が持って来たおもちゃも、ストックが払底するほど
運ぶのを放置していると、彼の興味も自然と違う方向に向いていきます。
おそらく飼主が構わなかったことが原因なのだろうと思われますが、
そのせいでクルシャ君は妙なものに興味を持ち、やがて執着するようになります。

その執着対象がこれ。
写真のクルシャ君の手前に床に嵌まっている円形の金属があります。

見ています。
変な行動が面白そうに見えても、良くない傾向なので飼主はクルシャ君が
こんなものに執着してしまうまで放って置いてしまったのかと反省し、また
彼の要求には都度応えてやるように改めなければならないところです。
でもやっぱ面白いから動画にしたのじゃ。
床の金物が気になる猫
かわいいな。
撮影されていても気にしません。これで、妙なことをすれば構って貰える
などとクルシャ君が思い出すとさらによくない。

猫の遊びたい気持ち、それをきゃふ魂と呼んでおります。
きゃふ魂です。
猫のエランヴィタールですな。
きゃふ魂が猫から溢れることによって妙な執着に繋がらないように導いて
いくのが飼主の役目の一つだと考えています。

ところで床のこれ、何だろうね?


