これからずっと忙しくなるので、クルシャ君には今のうちにいつもより余計に
構ってやっておきたいものの、構い溜めなどということは猫には効きません。
人間にも同様です。
あのときどうだったじゃないか、だから今は我慢しろだの何だのという論理は
端的に詐欺的であって、欺瞞でしかないし、こんな勝手な理屈に納得することは
欺瞞に荷担することになる。猫は抑圧に屈しないので、罪悪の共犯になることは
まずないのであります。
どんなに忙しかろうと、仮に僅か数秒の決断が間断なく続く緊張にあっても、
クルシャ君が構って欲しい時が彼にとって飼主が必要な時なわけで、飼主は
クルシャ君がアプローチできる環境に居る限り、何が何でも要求には応えなければ
ならんというわけです。
じゃあどうすればいいか。本当に忙しければ、クルシャ君とのつきあいを謝絶する
しかない。とりあえず、外で作業や交渉を行う。
そんなこと言って、また出かけるんですね。
知ってますよ。
すまない。こうするよりないのだ。
長くは待ちませんよ。
すぐに戻る。
などといって、用が済めば、近くのこんなところに行くのです。
新酒を出す日本酒バーは今年は三個所で営業されています。
せっかくなので、いつもの場所の他二個所も回って見たい。
しかもこちらは建物の屋根の上が会場なので、本格的に寒くなる前に
一度は行っておきたい。
行ってみました。テーブルがなんだか暗い。
席数も少ない。
目的の飲み物は揃えてある。
ここで気分良く長時間過ごせそうでもあるが、クルシャ君が待っている。
これは池の鯉です。何かの料理ではありません。
クルシャ君とのことがあるので、一杯だけで退出いたしました。
水のソーテール10: 光の樹 オノズカ (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
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