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Channel: クルシャの天地
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エコなじゃれ猫、クルシャ君のおもちゃ史

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クルシャ君、見上げています。
同じ事を繰り返して安心するのはヒトも猫も同じで、殊に共に暮らす仲間
に毎朝挨拶をするのは基本ですよね。我々は朝の挨拶をかなり軽く捉えて
しまいがちですが、猫の場合、ヒトよりもっと大切にしていそうです。
そもそも、ヒトのように社会人格を持っていない猫ならでは、大切で同じ
時間を過ごすことに幸せを感じている相手にのみ、こうして朝の挨拶を
してくれるのだろうと日々感じるわけです。

その挨拶の心は、「おはよう。ひさしぶりだね。さみしかったよ」などと
いう信頼の基本感情みたいなものです。






いつもはこうして見上げてくれると、飼主は膝を落として頭を下げて、
耳元でクルシャ君のぐるぐるを聞くのですが、この朝は見上げている
クルシャ君の顔を残しておきたかったので、立ったまま対面して撮影。









横向かれました。

すぐに対応しないと、猫は忌が変わってしまいます。

ところで、クルシャ君の場合、朝の挨拶にはいろんな要求も込められていて
フードくださいね、とか遊んで下さいね、とか、少しは抱いて下さいよ、く
らいの複合した訴えを交えていて、結局全部実現するまで要求し続けるという
「挨拶行動」だったりもするのです。








今回は、特に遊びを要求している「朝の挨拶」のようです。
既にこの時、撫でられていたし、フードも貰っていたクルシャ君です。


子猫の時から、飼主が出かけるとよくお土産におもちゃを買って与えていました。
それも、ひとつの引き出しに充ちるほどになって処分する頃にはどんなおもちゃ
を再度取り出しても興味を示さないようになります。そもそも、最初からまたいで
通るようなおもちゃだってある。飼主も、以前はクルシャ君がすぐ飽きるから常に
新しいおもちゃを与え続けよう、または、遊ばせ方を工夫しよう、などとクルシャ君
に興味が湧くようにこちらが仕向けるべきなんだろうと思ってましたが、結局


何でじゃれたいかはクルシャ君次第

なんであります。
基本、彼にとってなんだか面白げであれば何だって構わないのです。
そう、観葉植物の葉っぱだって、綴じ紐だって、おもちゃとして適していれば、ヒトが
捨てるようなものでも構わない。そのため、猫用のおもちゃを買い与える頻度を減らし
ました。今は主に衣類に付いていた紐なんかで遊んでおります。



こうして、クルシャ君はおもちゃに関してだけは手間の掛からないエコ猫と
なっていくのですが、その傾向は進展し、ついに究極のエコなじゃれ猫となりました。






自分のヒゲにじゃれる猫




クルシャ君がじゃれているのは、自分が落とした自分のヒゲです。
普段は見つけ次第拾って捨てられているヒゲですが、この日ふとじゃらしてみたところ
じゃれじゃれ。

このようにしてクルシャ君は最早ヒトの営みから生まれるモノにさえ頼らず、自らに
由来するモノをじゃれネタにしてしまう、究極のエコなじゃれ猫となったのでした。
安部公房の回転しながら生き続ける完結虫には及ばないが、なんか似てる。








実は仙人とか真人とか超人っていうのは、基本は今で言うエコ発想なんだよね。
ニーチェなんかエコ。





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