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Channel: クルシャの天地
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重陽の日のお話2

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このあたりの地形と区画の大まかな変遷をお話しますと、神泉苑という
現在は二条城脇の小さな公園のような場所は、二条城を呑み込むほど広大
でした。藤原定家の『明月記』では、法皇が定期的に神泉苑で猪狩りをする
ので、龍が不機嫌となり、このところの旱魃なのではなかろうかなどいう
憶測が書いてありますよ。とにかく、神泉苑というのは猪狩りができるくらい
広かった。そんなことより、法皇となれば出家しておきながら殺生でもなんでも
できるのだな、などと改めて思ったり。





西日が凄い。

その神泉苑にあったという「岩神」なるものを祀った神社がこちら。
すると御神体は岩なんだろうけれども、その岩の痕跡か本体かは未だに
二条城内にあるのかどうか、確認していません。







というより、すぐ近くにあるというのに、未だに二条城に行ってませんが。









まずは、こちらに参拝。








参拝が終わりますと、近くのカフェでカレーを頂きます。









有名店なので、客が絶えませんが、さすがにこの時間帯はランチも過ぎた
暑い午後だったためか、空いておりました。








町家の空間を広く、かつセンス良く使っています。







こちらで頂いたのが








マトンカリー







坪庭も何度か紹介しておりますが、見事なものです。
木炭が敷き詰められていて、何年か経過するうちに、苔が広がってました。







作庭した方は、いずれこのように木炭の上を苔が覆うことも予想していたのでしょう。

飼主が三年前に拝見したときは真っ黒な木炭の、見事なアレンジでした。
当時は、確かに今は見事だけれども、この後どう維持していくのかと疑問だった
のですが、このように変貌するとは。







庭をよく拝見して







手洗いを使って、そろそろ店を出るかと思っていたところ

鞄の中に財布が無いことに気付く。
どこかに置いてきたのか、持ってこなかったのか、いやいやどういうことだと
慌てていると、直前の一時間ほど前に近くの神社で賽銭を使った時に財布出した
ことを想い出し、そこから走って神社前の拝殿まで至る。すっかり絶望して血の気も
引いているところ、拝殿前の道端に手つかずの自分の財布を発見。どうも、小銭を
出したときに財布を置いたようで。発見できた財布を開けてみると、異常なし。








深々とそこで頭を下げます。あらためまして参拝。財布の小銭を、そこにある限り賽銭箱に納めて
感謝したのでした。








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