クルシャ君、この暑さといったら何だ。毎年のことだが、ひどいものだ。
インドの民話読んでると、「おまえは不寛容な悪い娘だから、太陽みたいに
意地悪な母親になってしまうよ」なんていうフレーズがよく出てくるんだが
真夏の太陽なんてあんな感じだね。およそどこでも有り難がられて、崇拝
までされているのに、こう暑いと太陽も意地悪に見えるね。
太陽は本性に従っているだけです。義務を果たさずに
愚痴を言うのは、甘えや偽善というものです。
ああ、その理屈、どこかで聞いたやつだ。
クリシュナがアルジュナにしてる説教の中身と同じだよね。
クルだっていつまでも子猫ではないのです。
夏は暑いのあたりまえ。インドの民話の話とくれば
『バガヴァッド・ギーター』から教えを引っ張ってこれる猫になったのですね、クルシャ君も。
仕方ないな。
今回は飼主もクルシャ君から諭されてしまったよ。街へ出て祇園祭の写真でも撮りに行くかな。
でもその前に、ぐったりしてるからインド的な何かで気合を入れたいものだ。
午後の、インド的な何か。
あざとく言い換えるのは止めて、この流れのすべては、カレー屋でカレー食べてきた
ご報告の前振りに過ぎなかったとお断りすべきかと思います。そうです。夏はカレー。
しかも、できれば爽やかな辛さのカレーが夏っぽくていいですよね。
御茶ノ水のエチオピアとか、ああいう系統のカレーは夏によく合います。京都市内で
夏向きのカレーというと、この有名店。しかし、カウンター8席くらいしかないので
いつも満員なのです。今回ようやく入れましたよ。
ああ水、水。
夏向きの爽やかさをもたらすスパイスというと、唐辛子は控えめにして、クローブ、
カルダモン、コリアンダーシードなんかの香りと刺激が表立ってくる印象がありますね。
年中同じカレーの味ではなく、このカレー大国においても、季節や気分に合わせて
選べるカレーが出てきてもいいんではないか。都度に合わせたスパイスの配合方法
も既に分かってるはずですしね。
いただきましたのは、某所の某カレー。
京都市内で最も噂になってるカレーと言えばお分かりでしょうか。
世界中の人らに記事出しておきながら秘密にするのも何ですが、京都市 カレー で
検索すると大体上の方に出てきますよ。今回、写真撮影の許可取らずに店の人の前で
撮ったもので、名前出すのも控えますよ。もちろんご紹介しているくらいなので
高評価でございますよ。
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