最後に薔薇をみたのはいつだったろうか。
最後に袋小路の前に立って、ぼんやりと行く末を迷ったのは
いつだったろうか。
先に進んで、行き止まりになっているのを確かめようか。
それとも
どうせ何もないのだから、ここから引き返すべきか。
先へ行っても用もないのに進めば、不審に見られてしまうに違いない。
だが、この先には行くこともないだろうからこそ、見ておくべきもの
が待っているかもしれない。
この街には、よくこんな立て札があります。
その見かけは変わっても、その場所には同じものたちを懐かしむよすがが
残ります。何度でも同じものを、幾たびもこの愛惜を繰り返すことがこの街
と、あるいはひょっとするとこの七夕の日が与えてくれる価値なんでしょう。
同じものと出会いながら、新奇な発見だってあるのです。
珊太満利亜上人ってすごいな。
クルシャ君、飼主はそういや昔老舗の小間物屋で買い物する夢を見たことがある。
その店の看板にはこう書いてあった。
阿部鞠屋
まあ、分かる人だけ。
gratia plena.
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