程々に蒸し暑く、程々にクルシャ君の毛が荒れて汚れてきた頃、
彼はいつものように昼寝をしておりました。
飼主は買い変えたPCの調整や移行、廃棄や周辺機器再接続なんかの
ややこしい手続きをこなしております。
クルシャ君は飼主に相手されずに暇です。昼寝といっても眠たいわけでは
ないのです。退屈でも、何かしたいわけではないからこうして休んでる
だけです。もし、飼主がPCを何かに繋ぐケーブルを振り回して遊びにでも
誘ってくれたら、飛んでいきます。でも今はじっとしていないと、いけない
雰囲気なのが分かっています。どんなにケーブルがおもちゃの紐みたいに魅力的
でも、どんなにPCの箱が飛び込むのにちょうど良さそうなサイズで口を開けて
待っているように見えても、じゃれたり噛んだり飛び込んだりはしないのです。
そうやって健気に相手されるのを待っているクルシャ君に、その時がやってきました。
そう。今日はクルシャ君のお風呂の日、クル洗いの日なのです。
クルシャ君入浴中
どうしてこうなりますかね。
期待していた通りに遊びではなくて、毛づくろいで忙しい午後にしてしまいましたね。
こちらを見てくれたおかげで分かりやすくなったと思いますが、クルシャ君の下腹
あたりをご覧ください。痩せ気味、または太り気味、筋肉質などの体型や年齢にあまり
関係なく、たるたるです。触ると気持ちいい場所なんですが、この部分に手出しをすると
ほぼ間違いなく噛まれます。
観察するには今がチャンス。
風呂上がり猫のお腹はたるんでいる
毛づくろいを続けている風呂上がりのクルシャ君の気をできるだけ
そらすようにしつつ、彼のお腹のピンク色のあたりを狙って動画に
してみました。いつもよりは分かりやすくなっていると思います。
毛がしっとりすると、細い脚がますます細く見えますね。
クルシャ君のお風呂を察知する能力は侮れないものです。風呂の準備をしようものなら
気配を消してどこかに消えてしまいます。そればかりか、クルシャ君を洗おうかと考えた
だけで、見えなくなります。飼主は自らの意思をも欺くようにしながら、電撃的に悟られ
ないように彼を抱いて、風呂場へとさらっていかなければならないのでした。
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