先月の始めあたりに風邪をひいて、さらには半ばあたりからは
流行性感冒に罹患し、ほとんど20日間ほど寝込んでおりました。
熱は出るし、節々は痛むし、咳も頻繁に出るので消耗が激しい。
なにひとつ手の掛かることはできなくなってしまったのですが、クルシャ君の
簡単な御世話くらいはインフルエンザに罹っていたとしても続けられます。
ある晩、咳の発作が酷くなって、床から半身起き上がって、激しく咳を
繰り返していると、クルシャ君が寄ってきて飼主の背後に回り、伸び上がって
前脚を飼主の背中に当ててそこから飼主の横顔をのぞきこんできました。
猫の心理からすると、様子が変だから見に来たくらいなんでしょうが
飼主にとっては、リアルにクルシャ君が背中をさすってくれた
と思うわけです。
よく家人が病気すると心配して側に居て見つめてくれたりする猫がいる、と聞きますが
クルシャ君の場合、それほど心配しているようには見えませんでした。ただ偶然、
咳をしていると寄ってきて背中をさすってくれます。
咳する度、毎回背中をさすってくれるなら、世界に配信できるようなビッグニュースに
もなりそうなんですが、そうもいきません。仮病でもってクルシャ君を騙すこともできないし
咳の発作が余程奇妙だったんでしょう。
でも、咳の発作起こして猫に背中さすられた経験のある人、なかなかいないと
思いますよ。
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