猫のかわいらしい部分というと、肉球、しっぽ、綺麗な瞳、耳、毛並みと色
といったところだと思いますが、変わったところでは影が好きなんていう人も
いますね。基本的に猫好きならば、猫属性のものなら何でも好きになれると
思います。そこで猫の影だって十分好きになれるのです。

こちらは、用事があったついでに立ち寄ったショップにいたヨウムのヨーちゃん。
とても頭が良いので有名なヨウム。
目の前にすると、ちょっと構えます。
「こいつ大したことないな」と人を見られてはかなわないと身構えるんですね。
馬も人を見るとか言いますよね。賢い生き物にはそれなりの敬意が払われるのは
当然のことだと思います。でもその敬意というのは、ちょっと粉飾した言葉で
あって、実のところ負けたら踏まれるから警戒してる、だけのことなんですよね。

その点、猫は常に勝ってるのに決して相手を見下したり踏んだりしませんよ。
だからみんなが喜んで負ける。

アメリカンカールの美形の子がいました。

現時点ではもう新しい家族に見いだされて、幸せになったラグドールの男の子。

ところで、飼主にとって猫の特別惹かれる部分というのは、何を隠そう後頭部です。
ブログではどうしても顔が分かるような写真の方が見ていて優しくなれるし、
人気も出るのですが、猫の後頭部を眺めていられる時間は特別です。

後頭部と限定しなくても、猫の後ろ姿の一部とも言えます。
なぜ動物たちが、緊張感を和らげるために、相手に背中を見せるのか。
猫の後ろ姿、殊にその後頭部を見つめると言葉以前のレベルでもって理解することが
できるでしょう。
猫はよそ見して、同じ空間の誰かについ背中と後頭部をさらす、なんてことはまず
ないと思って下さい。猫たちは、背中全部でもって受容のサインを示しているはずです。
イタズラに余念の無い猫
そんなことからすっかり、猫の後頭部大好きになってしまったので、クルシャ君の
後頭部をじっくり御覧下さい。彼の場合、受容のサインでもなんでもなくて、単に
後頭部がらあきにしながら遊んでるだけですが。

猫の後頭部の魅力、分かっていただけたでしょうか。
窓の外を見ながら、後ろ姿見せている猫の姿が愛しくてしかたないのですが。
