猫と健全につきあう心がけの最も大事なこととは何でしょう。
いろいろと挙げられるし、あらゆる表現があると思います。
表現が簡潔すぎると誤解や解釈の幅を生じて、正しく伝わらないこともある
のは承知の上で、猫の立場も考えたり想像したりしながらいえることがあると
すれば、それは
猫を猫扱いしないことです。
つまり、人の立場から作られたありきたりの猫のイメージでもって、個別の
猫を型に嵌めて扱わない、ということです。それは、対人関係でも基本的な
ことですよね。まして猫ならば尚更です。
思い出すと、ウルタ君の口癖は
うるはうるなのでした。
ウルタ君のことを猫扱いするとそう言って怒ってました。
クルシャ君もウルタ君ほどではなくても、それなりに自尊心があるので尊重して
あげたいものです。
ところで、猫はそんな自尊心に相応しいほど賢いのか、ということについて
ひとつ参考になるかもしれない動画をひとつ。例によって解釈次第の動画ですが。
猫の耳の動かし方
いつものクルシャ君をスローモーションにしてみました。
すると、短い時間の間に、彼の表情が連続して素早く変わっているのがよく分かると
思います。まずは、警戒して耳を後ろにやってから、目を丸くして様子を見て、
安心すると今度は目を細めて二度ばかり、挨拶をします。このとき、後ろにやった
耳を戻しています。
猫は耳と尻尾を使えるから、表現に人より選択肢あるよあですが、人はその分
言葉や表情を多彩に使えるわけですよ。ところで、スローモーションでようやく
短い時間に猫の顔つきと伝えている気持ちが素早く変わり続けることがよく分かって
しまいました。これだけの猫が伝えている情報を我々はすべて受け取っているでしょうか。
見逃していそうな気がしませんか。
もしかすると、大抵の猫は人が思っているよりずっと賢くて、人がはめ込もう
とする「猫のイメージ」を鬱陶しく思ってるかもしれませんね。
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