厚凜という店に寄ってみました。
以前一度くらい伺ったことがあるのですが、紹介できていたかどうか。
ちなみに、クルシャ君は自分専用の砂場やフード入れがある場所を
ずっと見守っていたので、放っておきました。
振り向かない猫に触れる
たまにこうして、思い詰めているわけでもないのに、一角を見ながら
ぼんやりしています。飼主には分かるような気がします。ウルタ君も
こんな感じでした。誰か知人がこんな具合にぼんやりしていたら不安に
なりますよね。
でも、猫はおおよそこんなものです。飼主も大抵こんな感じです。
カメラの方を向いて欲しかったので指先で触れたら、あくびしてくれました。
座敷へ向かう脇の廊下から見える中庭も、こうしてみると秋らしいですね。
これは、花生けなんでしょうな。
蛙だ。
しかもヒゲが生えていて、目が前を向いている。
この世の蛙ではあるまい。
飼主は特にお茶はやっていませんが、床の間を拝見するのは楽しいですよね。
先程の庭を座敷から。
どちらも見たことのある、絵画とランプのレプリカ。
ここは趣味の問題なので、本物かどうかなんて関係ありません。
むしろ本物ではないから安心してくつろげるわけで。
でも御簾は本物。
京都の座敷にはやはり御簾ですよね。
この箸置きなんですがね、猿っぽいというか猿ですよね。
先程の蛙の花生と同じ雰囲気を感じているのですが。
どうも蛙と猿が気になっている間に、先付。
大体この段階で最も楽しんでしまうので、印象深く残る味となります。
向付、または鱠と呼ぶべき物。
美味しいとどうしても店を出るときに、「今日のあれはこう美味しかった」などと話しかける
ものですから、どれだけ美味しくてもなんとなく、お造りが一番でございました、などと
言えないような気になります。でも美味でございました。なんといっても素人は、あれ切ってる
だけじゃないの?などと不埒なことを考えてしまうからなのです。もちろん、選んで管理して
下ごしらえして調理して盛りつけて器と合わせる、という料理の手順踏んでいるわけですが。
本職の方は「今日は刺身が一番」とか褒められて嬉しいのかな。
何かの練った物に餡がかかっているように見えるな。
何であったろうか。
こちらは分かり易い一品。
賀茂茄子に白味噌焼き。夏になると一度は頂く料理なのですが、飼主はいつも
皮まで食べています。皮の厚く硬い茄子なので、皮を余らせて召し上がる方が
大半だと思いますが。余程のことが無い限り、皮も食べられます。
魚のようです。こちらの印象は特にございません。
このもずくはいつ食べたろうか。
もずく、でいいんですよね。海のもずく。
ねぼけ海鼠。
こちらがメインだったと思います。
鶏を焼いた物ですが、こちらでは木の芽と呼ぶ山椒の葉をすりつぶして白味噌に混ぜた
ものを特製ソースとして添えられています。緑色のソースが見て頂けると思います。
こうして重いものも頂きましたので、心地よく満腹になれました。
客の満足感をすべて計算してくれるのが和食のいいところ。
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