去年、雑誌『猫』でクルシャ君が紹介された際に、ご近所の京都猫
として紹介されていた「猫くん」のことを覚えているでしょうか。
あれから、飼主は気になって名建築である宮川美髪館の前を通る度に、
中を覗いて猫くんの様子を知ろうとしましたが、まったく気配が無い。
猫は、「いつか会える」なんて思っていたら、二度と会えなくなることが
よくあります。猫くんを昭和2年建築のこの建物の中に見掛けてから、三年。
なんとしてもまた元気にしているところを見たいと、また出かけたところ。
いました。
いつものように、入口のガラスを通して外を窺っています。
概況観察のお仕事中ですね。
猫くんはお客に慣れているらしくて、飼主が寄っていっても怖がりません。
むしろ、向き直ってくれました。
まっすぐ見てくれていますね。
よかった。「何か用ですか」といった目つき。でも、用は無いんだよ。
君とどうしてもまた会いたかった。それだけだから、君の姿を見られて
もう満足です。
挨拶をしてお別れを言うと、人慣れした猫くんは、直前の業務に淡々と戻るのでした。
ところで、今回のクルシャ君の写真ですが、バッグにずっと潜り込んでいます。
得意技の発揮の最中なのです。
すっかり、猫くんに持っていかれた感じ。
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