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Channel: クルシャの天地
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クルシャ君のブタ鼻疑惑

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飼主にとっては、心縛られて痺れてしまうほど可愛くイタズラな子猫時代を
見せてくれたクルシャ君。これからもっと成長していくまでに何を見せてくれる
のか、毎日目が離せないのです。







クルシャ君には特技があります。子猫の頃からその特性に飼主が着目して
伸ばし続けてきた特技です。そのためには羽虫を馬の毛で軒先に吊して
凝視して、馬くらいの大きさに見られるように視力を鍛え、毎日鼎を持ち上げて
膂力を鍛え、棒の先にバランスでもって立ちながら、少しずつ棒を細くして
いくといった凄絶極まる鍛錬の日々を繰り返してきたのです(設定)。







おかげで、クルシャ君のもぐり芸は極めて優秀なレベルに達しました。

とりあえず何かが二重に重なっている空間があったならば、すぐに隙間を
作って潜るようになりました。


それも、素早く効果的に全身で潜らなければなりません。
どうすればいいか、クルシャ君は自ら解決方法を飼主に示しました。


鼻だ。鼻を使うんです、師匠。







鼻の先の繊細な感覚で以て、まずは重なっているファブリックやクッションの質を
見極めて、どれくらいの力でどの方向に押せば空間が拡がるかを判定し、すぐに実行。

鼻から尻尾にまで繋がっている、クルシャ君の脊髄に与えられた特別な猫属特有の
瞬発力を発揮して、鼻から穴を広げて潜り込む。

これこそがクルシャ君の開発した新機軸なのです。


師匠?








クルシャ君が見いだした鼻の力は、何にでも応用が効きました。

潜るのはもちろん、穴を掘ったり、扉を開けることだって、前脚を併用すれば
何かを持ち上げることだってできます。


ちょっとしたヒトの指先みたいなものです。そのうち、鼻でキーボード押して
メール送信できるようになるかもしれません(設定)。









飛躍しすぎ。

いずれにしても、鼻使いと特技が連携しているクルシャ君にとって、鼻は
ウルタ君の前脚のように器用な器官となっているのですが、ちょっと待ってほしい。



その鼻の使い方だが、豚っぽくないか?






いやもうすっかり豚ですよ。

こうやって見ていると、クルシャ君の短めの器用な鼻が豚のそれのように
見えてしまうではないか。


君は今、特技のために何かを犠牲にしようとしている。立ち戻りなさい、天使の
クルシャ君に。

楽しいのは分かるが、自分を見失ってはいけない。
そこで、大切な目力の育成のために、飼主はクルシャ君を前にして視点誘導
の訓練を開始しました。はい、にゃんこの目。







おとなしく指示に従って、自分の目力を取り戻そうとしているクルシャ君です。







でも放っておくと、つい豚っぽくなってしまうのです。








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