7月の初旬までに、夜中の不如帰の声がしなくなりました。代わりにオナガやヒヨドリが鳴いてます、昼間ですね。たまに呑気なキジバトも鳴いてます。
こうやって飛ぶんですかね?
クルシャ君は空を飛ばない方が良いね。
彼らの陣取りを見ていると、本当に面白い。
おもちゃまみれになって、転がっていられるくらい幸せな瞬間は多分、京の河原の空には無いんだろうね。
北大路あたりの河原でいつも鳶と烏が陣取りしてますよ。
奇襲、連携、威嚇、くらいの繰り返しですから兵法というほどのものではないけれども、争いの全貌が常に見えるのでこれが目に留まってしまうと飽きずにずっと見てしまう。
偶然かもしれませんが、ひとつだけ、彼らの争いの中に兵法らしきものもあったことはありました。
攻め手が、烏二羽守り手が、鳶二羽で争っている場面で、烏がどうも自分たちの営巣地の近くに出来た鳶の拠点を破却したいということで、まず攻めこむ。
一羽の烏が鳶拠点の枝に乗り込むことに成功する。そこへ直ちに、侵入烏に見えないように潜んでいた鳶がうっかり乗り込んだ侵入烏を急襲して追い出す。慌てて逃げ出した侵入烏が別のもう一羽と連携する前に上空を回っていたもう一羽の鳶が急降下して慌てて逃げている無防備な侵入烏の羽を三枚くらい散らしてましたね。
このシークエンスなんですが、兵法で言うところの
空城
じゃありませんかね。
あ、意識が無い。
また聞いてないんだから。
そういえば「さるかに合戦」も似たようなものだったような気がする。
戦術として合ってる。戦術を無視して、大敵を負かすのは桃太郎とミュンヒハウゼンくらいですかね、インド映画はそんな話ばかりですね。
そして、猫はシニアになると、可愛いだけじゃなくなるんですよね。
ウルタールのうる: 巻二十一 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸うるたや