同じ状況で写真を何枚も撮ってしまいましたので同じような姿のクルシャ君が続いておりますが、話題は毎度違うので、そのへんを勘案頂いた上何卒寛容な態度で閲覧願いたい。
夏になりますと、氷を消費いたします。
暑いので、飲み物に入れたりするわけです。それで氷を造るのは、冷蔵庫のお仕事なわけです。秋から冬にかけては、製氷機も休んでおりますが今時分にもなれば、よく働くのです。
台所の脇にある冷蔵庫が氷を造って溜めるときに、何と無くガラガラ音がします。
その音をクルシャ君が聞き逃さない。
製氷機が氷を溜める度に、クルシャ君は冷蔵庫の奥に何か敵でも潜んでいるのだろうと決めてかかって、戦いを挑むことになります。
毎年の事なのですが、もののあはれに感じていながら、このクルシャ君の夏特有の行動を話題にしてはおりませんでした。
もののあはれを表現する猫
この時期は、毎年祇園祭の山鉾の写真で記事が埋まっていたような気がいたしますが、皆様ご存知のようにアレがアレになったなものでなかなかアレなわけであります。
とにかく、飼主がリビング辺りに居ますと、冷蔵庫と戦いたくなるらしい。猫の男の子の場合、十分に成長いたしますと、このように身内を守る行動を示威することでなんとなく存在感を高めようとするようになります。
サオシュ様にはそういうところが見られました。
異音がすると、一声唸ってから音がした方に偵察に行ってました。
その異音を夏に限って出す、怪しからん冷蔵庫に対して、クルシャ君が主にやっていることが、
冷蔵庫の袴外し
なんであります。
まあ、二十分くらいじっくり、真剣に集中して冷蔵庫を成敗してますよ。
おいやめろ、と声を掛けてももう全か無か行動の切掛を得たものだから止めはしない。
外し終わると、良い感じに落ち着きます。
ウルタールのうる総集編: 4 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸うるたや