照明でもって、クルシャ君に雰囲気を与えてみました。
辻で待ち伏せしている猫
人なら、まだ寒いのになぜか袴と裾を巻き上げつつ、笠で顔を隠している武者ですかね。やる気なんだろう、と。
どうも近代化以降ずっと、日本はサムライサムライと言われ続けているようで、昭和六年に既に「侍ニッポン」という歌が出来ていて、まあ映画の曲みたいなんですけど、歌詞がもう身も蓋もない。
クルシャ君には殺気はありませんが、マフ(襟毛)があります。立派になりましたね。
しかしながら
肩から下と首から上は確かに立派ですが、首の細さが極端に目立ちます。レオノーラ・キャリントンの絵に出てくる魔法生物みたいになってますよ。
気力と体力が頂点になったクルシャ君ですが、生来の虚弱な美少女要素はずっと残るんですね。
「人を斬るのが侍ならば 恋の未練がなぜ切れぬ」
なんて言ってられませんな。
葛藤なんかしている余裕は無い。魔法猫一本で行こう。
ダグマのサオスヤント (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸