クルシャ君が鏡に肘を突いて寛いでいます。カメラから覗くと、反射像も見えるので、面白い写真となりました。
はい。
クルシャ君は鏡の側から飼主を(下の方を見るようにして)目を合わせてきているのが分かりますね。しかし、耳は飼主の方を探っているので、実体の猫ではあなあな見られない顔つきになっています。
クルシャ君は、鏡を使うことが出来るようです。
鏡像認知につきましては、十年来ああでもないこうでもないとやっているようですが、猫は認知できる種に入っていなかったのが最近漸く、そうでもないかもしれないし、個体差があるかもしれないと言われはじめました。
能力は、密かに楽しんで、他者を制する為に使うものであってさらけだして、格付けにつかうものではありませんからね。猫の場合、主に狩りに用いられます。
驚いている、自分を見つめるクルシャ君
お、弱そうなどと思っているに違いない。でもその通りなんだ、猫の世界では。
正対して、向かうもの、それがἀντί(アンチ)なわけだから、映っている側のクルシャ君はアンチクルシャです。
あ、ちょっと面白かった?良かった。
もう眠たいようですが、鏡の使い方をもう少し工夫できるようになると、もっといいことがあると思います。
極東寓話集 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸