遊んでいるクルシャ君。最近は自分の指定したおもちゃでだけ遊んでいたのですが、飼主が選んだおもちゃでも相手して貰えるとやはり遊んでくれるようです。
しかし、ですよ。
何です?
前回の記事で聞き捨てならないことを書きましたね。頬毛がカニ脚だとか。
ですね。断言して良いが、あの形はカニ脚です。
抗議します。尊厳を懸けて。
機嫌を悪くして、バッグの中に立て籠もってしまいました。
カニ脚の何が君の尊厳を損なったのか、分かりませんがカニがいけないんですかね。
カニムシなんか大型昆虫の羽裏に隠れて空を飛ぶくらい賢いのに。
分からないのですか。
意地悪でも何でもなく、本当に分かりませんね。何かカニに恨みでも?
少し怒りながらまっすぐ見てくる表情は子猫の時と同じです。
とにかく、カニ云々は何の意味も無いので、この際外しながらバッグで丸くなってこちらを見つめているクルシャ君の表情の変化を追っていきます。
姿勢を直して、上目遣いで見つめ直してきました。
やる。彼はやる気です。
ウルタールのうる: 巻二十六 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸うるたや