本文は、四月の終わりに、三月の初頭に撮った写真を並べて記述しております。現在日本国は全土に緊急事態宣言が布かれており、国民の外出が規制されております。
そしてこちらは、花見禁止令みたいな行政の布告が出る前に飼主が外出した折りに、見上げると満開だった桜。
なんとなく、安らかに過ごしておられる方々の並ぶ笑顔のようにも見えてしまいます。
此岸から彼岸を見れば花盛り
いつも護って頂いていることに疑いを持ったことはございません。
その花の一輪になりたしと思ひつ星を見つ
長年花を見ながら年々の桜に感動し続けていられる心の奥に何があるのかと問うてきましたが、答えの近くに今飼主は居るような気がします。
僅か二分ばかりの花見を終えて
この建物から離れ、京都駅近くに用があったので出かけまして
人出が少ないのを見た上で、未だ入ったことの無い立ち飲み屋があるのを想い出して、寄ってみましたらほぼ満員でしたけれども、案内は頂けましたよ。
いつも入れず、素通りしていたのです。
この春で、独り楽しめたただ一度の夜でした。
水のソーテール6: 臍行者 オンパロ・プシシック (うるたやBOOKS)
東寺 真生うるたや