日本の国宝第一号といえば
広隆寺弥勒仏、ですよね。
弥勒仏の顔の部品を切り抜いた台紙であります。
やはりこんな形になるのですね。
顔の形を成形するに際して、展開図をもっと意外な
形にしてくれると面白いのだが、飼主にはダリがやった
ような方法くらいしか思いつきません。
森有礼がステッキの先で弥勒仏の頭を叩いたなんていう
話を聞いたことがあるが、どうせ出所も分からん与太
の類なんだろう。
こちらは、ペーパークラフトの枠を越えた
アートシリーズとなっております。
未来仏だからな。
最後の最後に残ったものを、宇宙の終わりに
持っていくお仕事をなさるということなので、
我々が出会うことは無いのだが、しかし
既に会っているのかもしれないんですな。
こういうのも、見るだけで、成就なんかせんだろうと
決めてかかっていると
あっさり出来上がったりします。
常に弥勒仏と会ったら、己の何を託すべきか
託すべき何かを己は磨いただろうか、くらいは
答えを用意しておきたい。
こういうことあるからね。
さあ
語りなさい
何も無いならば
弥勒を侮った不明を
恥じなさい
張りついたような薄布の表現や木目までも
再現しようと試みられている。
こういうのにどこまで要求するかは、消費者次第です。
弥勒仏には、しばらくここにいて頂いて
壁を守ってもらうことにします。
阿修羅と同席なのは、もののついでであります。
仏と神将に挟まれるウルタ君。
弥勒仏なにやつ。
クルシャ君にやられるかもしれないと覚悟していましたが
無事でした。仏に手は出さんらしい。
ウルタールのうる: 巻二十九 (うるたやBOOKS)東寺 真生うるたや