子猫時代から、強気でイタズラ大好きだったクルシャ君は
よく「族長」と呼ばれていました。
本当は病弱で族長どころか部族の一員にもなれないくらい
でしたが、王様だったウルタ君との比較もあって、つい族長
と呼ぶようになりました。
毎朝、こうして、尻尾を立てながら先導してくれる姿に
惚れ惚れしています。
この際だから、何族の族長なのかはっきりさせようということで
クルシャ君をおしり族に認定し、かつ族長に就いて貰うことにしました。
いいね。
誰も困らない。
何も問題ない。
君は、おしり族だ。
おしり族の族長となったのだ。
族長となったからといって、どうにかなるわけでは
ない。しかし、族長なわけだから、部族のみんなを
幸せに導くべきだ。それが族長というものだ。
おしり族の幸せを祈っています。族長のクルシャです。
別名、しっぽ裏族とも。
ウルタールのうる: 巻二十九 (うるたやBOOKS)東寺 真生うるたや