いつもほぼ決まった日々を繰り返していますと、
飼主が普段と違うことをしたり、違う時間帯に
別のことをしているだけで、クルシャ君がいくらか
不安がっているのが伝わるようになりました。
以前は、クルシャ君に限らず、猫がストレスを感じている
ことについて、全く以て鈍感でした。
クルシャ君は表現力に関しては、少なくともウルタ君
以上なので、意志や機嫌の善し悪しについてはよく
伝わります。
いまは、ひとつ踏み込んでみて、彼も自分から発しているのか
どうか自覚していない気持ちとか、彼と飼主との間にあって
機能しているものについて、観察しているところです。
クルシャ君の気持ちの示し方は、猫らしく、上品で控えめだったり
がさつで幼稚だったりするわけですが、クルシャ君だって不安で
いるより、安心して暮らしたいわけです。
表現できないけど。
この日、出かけない時間帯に慌ただしく出かけて戻ってきて
動き回っていたものだから、飼主の様子をいつもより細かく見ようとして
すぐ傍にやってきて、観察を続けているクルシャ君です。
飼主の観察の仕方を見ることで、彼の不安が分かるならば、
それだけ飼主としては、盤石の安心を提供したい。
君は信じて良いものを信じているのだと分かって貰いたい。
ウルタールのうる: 巻二十八 (うるたやBOOKS)東寺 真生うるたや