ある夜、寒がって寝ておりますと、クルシャ君
がやってきて、毛布を踏んでいってくれました。
こうして、しばらく、ぐるぐる喉を鳴らしながら
毛布を踏んで機嫌良くしてくれます。後にその毛布の
上で丸くなって眠っていました。
寒いと、クルシャ君が一緒に眠ってくれるから
安心です。
寒いのは甘えです。冬毛で耐えられない
寒さなどありませんよ。
クルシャ君、飼主に冬毛は生えないんだよ。
冬毛の無いことについて、わが猫から詰られたことによる
ショックのせいで、
飼主は、用足しのついでにラーメンを食べることにしました。
京都駅ビルの10階にある、ラーメン小路。
たまに寄っております。
この日も満員でございました。
こうして、冬毛以外の方法で温まるしかないのだな。
以前来た時とまた違って、店が入れ替わっているようです。
いずれ訪れてみよう。
家に戻りますと、クルシャ君が待っています。
おかえりなさい。さっきの話ですが、
冬毛で寒さを耐えろとかいうやつだね。
あれは、たとえ話です。
うわー、何を喩えたんだー。
分からんぞー。
ふっ
ふっ、じゃねえぞー。
ウルタールのうる総集編: 4 (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや