夜中、その日一日ずっと傍に居て世話したり
話したりしていたので、クルシャ君は幸せです。
クローゼットの戸を開けて、中に潜みながら
寝入ろうとする飼主を盛んに呼びつけていました。
それも相当な勢いで、いつもよりテンション高めで
呼びつけるものだから、気になって見に行きますと
やはり遊んで欲しいらしい。
だが、このときのクルシャ君にはちょっとした
閃きがありました。
壁に伸びて遊んでいた時に、尻尾のことを褒められて
いたのをよく覚えていたからなのかどうかは分かりません
けれども、自らの尻尾を、この際道具にすることを決めた
ようなのです。
偶然、動画が撮れておりますので、ご覧下さい。
尻尾で釣る猫
動画の冒頭で、クローゼットの隙間から、クルシャ君
が意図的に自分の尻尾を出してきているのが、それと
分かるものと思われます。
呼びつけた飼主が現れたのを確認して、相手に向かわず、
隙間から尻尾を出して、こちらを逆にじゃらすような余裕。
いや、嬉しいな。
そうそう。猫にいつも足りないと飼主が思ってること。
それが、余裕なのです。
きみら猫には、余裕が無い。
いつも精一杯すぎる。
しかし、相手を侮らず、敵とも獲物とも思わず
余裕を以て付き合うことが出来れば、君らは
もっと偉大になれる。
などという可能性を夢想していたのですが、ほんの少し
でも、強ちただの夢でも無いような気がしてきたよ。
こちらが思ってる以上だってこともあり得る。
きゃふきゃふです。
初きゃふ。
またなにか、新しいことを見せて貰いたいね、今年も。
期待してますよ。
ウルタールのうる総集編: 4 (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや