どうも身体の出来が良くないくせに粗忽な質で二日としない
うちに死にそうな目に遭っては、一昨日も死にそうだと思い
込んだなと、人並みな暮らしを営もうとする度に断絶に直面
しては身の程を思い知る飼主ですが、この日は死にそうな思い
もせずに、案内して頂いた北山辺りの蕎麦屋で実に人間らしい
時間を過ごすことが出来ました。
鰤を蕪で漬けたらしい食べ物などを頂いて日本酒を愉しんだ後
手打ち蕎麦を頂きました。
とてもよくできた蕎麦で、関西に来てからと言うもの、このタイプ
の切り蕎麦を食べたのは初めてかも知れない。
しばらくして、北野に参拝。
バス移動の最中、寒さと睡眠時間の不足のためか、激しい腹痛と
戦いながら、またもや死にそうになり、意志力と括約筋の強さのみ
に頼って移動時間を耐え抜いて対処。
面倒なこともここへ来てあれこれ語るのも止めておきます。
去年の漢字だったらしい「北」というのを北山と北野でしめて、
戌の大絵馬の下をくぐって、今年らしく迎えたり過ぎたりするのです。
最近は、北野でも他の神社のマーケティングの試みに倣うようなイベント
がなされるようになりました。去年なんかゲームのキャラクターと絡んだ
催しがあったのを覚えています。
そんなことに驚いているうちが幸せに見えるのも、すぐ先にやって来ている
感覚がありますよ。
北野につながる上七軒
脂汗をかいてから寒中歩いたものだから、この後、風邪に罹って
また死にそうになるのでした。
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