こちら、京都西本願寺向かいの門であります。
実はこのあたりに地獄があって、盛大に人を呼び込んでいる
というので、のこのこやって参りましたよ。
「地獄絵ワンダーランド」
すぐ近くにこんな素敵な催しがあるのを看過できない。
このあたりは日本有数の仏具街だったりするので、かわいい
白象の置物が列を作っている店頭で目を細めたりもできてしまいます。
大学付属の美術館らしい。
上野あたりのイベントと違って、こちらでは余裕ある観覧が可能です。
都市部に於ける美術展や企画展示への人口比入場者数は、日本が世界一
なんですよ。知ってました?質の高いイベントが比較的多く開かれるのと
全体的な関心の高さが、さらに面白い企画を期待させるわけです。
死蔵される作品や資料も少なくなる。学芸員のレベルは高くなる。
いいことしかない。
内部は撮影禁止なので、外側と公共スペースだけ写真にしております。
楽しんで作られているのがよく分かる。
こうした形でやりたいことやれるってのは、いいなあ。
チケットを購入しまして、展示室へ向かう建物内部の
エレベーターの内側。扉が閉まると、こんなメッセージが出てきます。
展示館入り口のメッセージ。
内容的には、以前から見たいと思っていた軸数点をよく見ることが
できました。地獄絵の世界観というのは、いくつかの世界指示の折衷
によって成立するので、絵師や指導者が毎回その構成を悩みながら
作成するわけです。そして見事に破綻して未完成になった作品というのも
拝見することが出来ました。
じっくり見られたし、音声ガイド貸し出しの姉さんは親切だったし
大変満足でございます。
二時間ほどで全展示品を拝観。
展示品は後期期間に入れ替えがあるようです。
もう一度来るべきか。
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