この日、午後からの夕立に雷雨が伴って空が鳴っていました。
アリアンのところに行くと、雷の音に萎縮したアリアンが大きな身体
を小さくしていました。
姿勢を低くして移動するアリアンが不憫だったので、いつもの
ように抱き上げてみると、そんなに嫌がらない。
そこで、またいつものように顔を寄せて何度かキスしてみると
強ばっていた身体が柔らかくなって、物腰も穏やかないつもの
アリアンになりました。
もう怖くないの
自分の抱擁で不安が解けて、安心してくれる猫がいるのです。
この魔法、失わないようにしますね。
魔法の維持に最も大事なことは、アリアンに信頼されていること、ですかね。
夕方、いつもの店へ。
今回お勧めしていただいたのが「星自慢」
こんないい酒があったとは。
自分で撰んでしまうと、とても見いだすことができない。
じっくり楽しんで飲める素晴らしい日本酒。
時間のあるとき、いい肴を揃えてまた試してみたい。
大勢で楽しんで飲むというより、独酌でじっくり
やるタイプ。
店主殿のとっておきだったらしく、珍しく感想を尋ねられました。
さすがに上出来の好みだったもので、絶賛したところ、我が意を得たり
といった感じで莞爾としてらっしゃった。
しっかりした味の重厚な味だと、肴をむしろ撰ばないのかもしれない。
二本目は、より爽やかで飲みやすい酒。
飲みやすくなると、旨い物がまた旨くなる。
水のソーテール11: 洗礼のダエーナー (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや
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