タイトル写真は前回の記事の最後の写真。
クルシャ君がよく運んでいるおもちゃの前にいます。
赤いねこじゃらしと、緑のねこじゃらし。
猫によるおもちゃの扱い方は、年齢を経ると複雑化してきます。
単に遊ぶだけでは無くて、おもちゃを猫自身が差別化していって
固有の象徴系を作り出しているかもしれない、と飼主は最近疑いつつ
よく観察するようになっております。
もっとよく近付いて選ぶ。
猫には判じ得ないと言われている赤と緑のねこじゃらし。
なぜこの色にするのか。
それでもクルシャ君は選びます。違いが分かるのです。
そして、何かを根拠にしてどちらかを選ぶ。
獲物に見立てて運ぶこともありますし、飼主に何かを要求するときに
いわゆる「手間賃」というか「お代」として運んでくることもあります。
さる必要があって廊下のドアを閉じていた際、どうしても往き来したかった
クルシャ君は最初はドアを前脚で叩いたり鳴いたりしておりましたが、
最後にはこのおもちゃを飼主の足下に運んできて、「ドアを開けて下さい」と
頼みに来たことがあります。
何かプレゼントして相手に頼み事をする行動は生物に広く見られますが、
そのプレゼントとは大抵獲物です。視力の発達した鳥の場合、獲物で無い
こともある。クルシャ君のプレゼントのおもちゃは、獲物の代替品だと
思って良いと思います。
おもちゃ使いだけでもいろいろと面白いものだなと
公園に参りますと
猫が居る。
年齢もそんなに若くないので、このあたりの人たちに
大切にされている猫のようです。近寄ってきます。
ここまで寄ってきて、飼主の膝に手をついて、こちらが手を
出すと舐めてきたりするので、随分よくしてもらっているようです。
たまに見に来よう。クルシャ君より年上のようだね。
戻りますと
んー、どれにしましょうか
まだ選んでなかったんですね。
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