とある春の朝早く、7時くらいにクルシャ君が眠っている飼主を見下ろしています。
どうしたクルシャ君?
フードが欲しいのかな。
ちがいます。外が変だから見て下さいね。
いや、君が変だから。
なんでひっくり返っているんだ。
とにかく窓を開けて下さい。野菜が走り回ってますよ。
野菜て。
クルシャ君ね。野菜は走らないんですよ。
などと言いながら、窓を開けてみますと、確かに妙な声が聞こえる。
京都市内 朝 禅僧の托鉢の声
市内だと、たまに禅僧が朝方に声を上げながらこのように托鉢して
回ることがあります。そうか。これもこの土地に住んでいる情緒の
要素なんですね。で、野菜だが。禅僧の姿が野菜に見えたらしい。
ほら、怖いでしょう。野菜ですよ。
動画には落としか入っておりませんが、声の遠ざかり方から
察して頂ければ、托鉢の声が相当なスピードで移動しているのが
分かると思います。禅堂の経行のスピードくらいで移動している
か、もしくはそれ以上の速さだと思われる。
野菜って走らないんですか?
さっきから違うと言ってるだろう。
漬け物屋の前を特に頻繁に走るんですよ。野菜だからですかね?
どうしても野菜だと思いたいんだな。
水のソーテール1: 洗礼の天人 (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや
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