この日、クルシャ君は朝食を食べてからいつも飼主のところへ
やってきて「ごちそうさま」の挨拶をしてくれるのですが、部屋の
前で毛繕いをしながらも、飼主が名前を呼んでも反応しません。
そのままこうしてベッドに上がってじっとしています。
写真にはさすがにできませんでした。
クルシャ君が通った廊下には、小さな血だまり。
そして、血が点々。
クルシャ君の右前脚の爪が裂けて、出血したようです。
そんなに痛みは無いようですが、このこともあって病院で
抗生剤を貰って、剥げた爪については簡単に処理してもらいました。
飼主もすっかり胸塞がれるような気持ちです。
何故こうなったかと思い出してみれば、朝食前にクルシャ君が飛び乗った
窓の端で足を滑らせて一度落ちていたことが原因かと思われます。
果たしてその滑落したあたりを見れば、落ち際、前足で引っかけた
痕跡がある。
クルシャ君が歩いた先々に血の跡があったので、拭いてまわっておりますと
自分で外した血まみれの爪が。
猫の爪は確かにキャップ状になっているのだな、などと観察して
またクルシャ君のことを心配します。
爪くらい、飼主もよく外す。
治ったら、無茶しないことを学んで生かしてくれよ。
不可思議立体 (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
にほんブログ村