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Channel: クルシャの天地
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五条より南へ

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京都の市内の面白さというのは、他人の発する情報を
追うだけでももちろん楽しいものの、実際に歩いて見るとかつて
紹介されたことも無く、注目もされてこなかったあれこれに、自分の
目で接することが出来る、というあたりにあります。






しかも、見つけられたものが、かなりややこしいものであったりします。
ややこしいというのは、事情やら文脈やらが錯綜していて、現状の形
に落ちるまでも経緯が必ず存在する、というあたりで、このへんの
ややこしさというのを避けたい紹介者たちは、揃ってそのへんを見ない。






だから、現場を知らないで居て、紹介者たちの見ているおおよその現地
のイメージを総合して何かそれらしい「京都市」なるものをつくりあげて
しまうと、必ず違和感が生じることになる。違和感の源は、現地に接した
印象から発するものですが、原因はといえば、最初から選択されて与えられて
きた情報の総体にあるのです。







ところで、これ何だろう?







足も大きいな。








もうね、虚心に見るよりない。








飼主は今、かつて訪問したことの無い、京都市五条より南の
区域へ、移動しつつ、見たものを撮影して歩いております。



鴨川に沿った高瀬川を下っていくと、敢えて選択され続けて来たが故に
見て来られなかったものたち、あるいは簡単に排除されてきたものたち
が立ち現れて参ります。







水のソーテール5: ベッセン・ベリテン・ベリオ (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや



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