五年前の本日、11月21日にウルタ君が突然いなくなりました。
飼主が外出している間に心臓発作を起こして、横たわっていました。
その日のうちにウルタ君は火葬され、その夜灰を川へ流しました。
その川を、ウルタ君と別れた時刻に合わせてこのように見ています。
当日火葬して、散灰したことはまったく問題なかったと思っています。
飼主が愛しているのはウルタ君であって、彼の遺骸ではないのですから。
むしろ出来るだけ早く水に返して、遺骸とウルタ君に何らかの関係でも
あるならば、サイクルを加速してでも、何なら宇宙の法則をねじ曲げて
でも、ただちに飼主の許へ戻ってきて欲しい。他のことは思うこともなかった。
日本酒のカクテルのある店です。
ウルタ君がいなくなった年、飼主は精神力も生命力も疲弊してどうにもならなかったのを
なんとか連れだれして貰って、外の世界に再び触れたのは、日本酒でした。以来、日本酒
をも大事に思うようになりました。
その年の年末、ウルタ君を思いすぎて不幸になるのをウルタ君が望むわけが
ない、と思っていると、日本酒のセットが届きました。イベントで自動的に
応募していた一等の商品らしい。むりやりつなぎ合わせてみると、酒でも
嗜んで穏やかにしていることをウルタ君も望んでいると忖度して、何の不都合
もない。そもそも、自分を追い詰めること自体おかしいのだが、そうもいかない
そんな時期でした。
ウルタ忌に献杯
飼主が死ねばウルタ君に会える、という考えに取り憑かれて、どうにも
ならなかった。でも、その時ではなかったのでクルシャ君を迎えて、
すべてを受け入れてもらったんだよ。
なかなか、勝手には死ねないものだね。
今夜はうる見酒だね
ああ そうだよ
水のソーテール5: ベッセン・ベリテン・ベリオ (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
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