近くの料理店の向かいの駐車場で見た白猫。
以前、暑い午後の日がやや夕立がかって暗くなりかけた時、
西からの雨脚とともに飼主の前をゆったりと横切り、細い路地へと
消えていったと思ったが、飼主がその姿を追うのを分かっていたのか
雨が強くなりつつある埃立つ湿った臭いの向こうで、この猫がその
尻尾を立てて路地の途中で立ち止まり、そして飼主の方を振り向いて
一瞥くれたのをよく覚えていますよ。
その時の尻尾の印象が、この夏のいい思い出になりました。
一方、クルシャ君はといえば、秋になって下半身が充実してきました。
太ってませんよ。
誰も太ったとは言ってませんし、それに君が仮に太っていたとして、否定する
意味が分からない。
もう暴れますからね。
まあ、そうしなさい。
痩せるかもしれんしな。
ああもう、そういうところが
両価的、ああ両価的
何事も単純ではないのだ。単純で良いのは、白猫の振り向いたときに立てられていた
あの尻尾の印象くらいのものです。
そして次の日
道端に、白猫の尻尾のようなものが咲いていました。
よく見ると、ミントの花のようです。
白猫の尻尾は、ミントの花
水のソーテール9: 神の背面アフライム (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
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