気候が良かったので、つい眠りすぎてしまった日、起きると
クルシャ君が飼主のすぐ隣に寝そべってくれていました。
ところが、こちらが起き出すと挨拶して階下まで付いてくるものの
しばらくするとまた、同じ場所でこうして転がっています。
クルシャ君だって、眠るのに最適な風と光を愉しんでいたいのです。
よく見たら、持ち込んだ猫じゃらし片手に持ってるし、この後も転がりながら
独り遊びして過ごすつもりらしい。
どうも、クルシャ君に相手してもらえないようなので
アリアンに会いに来ました。
猫の目線を捉える写真を残すのは、なかなか難しいのです。
外猫だと。どうしても警戒した顔つきになるし、家の子だと
なぜかカメラから目を逸らしてしまう。
アリアンの場合、恥ずかしかったり、怖かったりするんだろうな。
それでも、彼女の瞳に肉薄することができました。
この緑色の瞳。
クルシャ君もアリアンもランス君も皆、緑の瞳をしています。
殊に美しいのはキャッテリネームがジェダイト(翡翠)になっている
ランス君なんですが、まず飼主が出てくると隠れて出て来ないので
瞳の撮影が出来ずにおります。
今のところ、明るさではアリアン、クルシャ、ランスの順でより明るく。
緑の彩度では、ランス、アリアン、クルシャの順になっております。
こうして、瞳の色だけを見ると、非常に複雑な色味をしていることが
お分かりになるでしょう。アリアンの場合、すでに左右で異なっている。
しかも、日々撮影して観察していると分かりますが、以前の写真と比較
すると、色味そのものも僅かに変わっていくようです。
たとえば、一歳半頃のクルシャ君の瞳はもっと黄味が強く出ていました。
アリアンの瞳を見つめていると、この小さな領域が、外気圏から見下ろした
地表のように思えてしまうから、いつもこの目眩のような錯覚を愉しむこと
ができるのです。
美しいので、あまり見続けていますと、様子がおかしいのを感じてアリアンは
逃げてしまいます。
今日はキスしないの?
すっかり忘れてました。
水のソーテール10: 光の樹 オノズカ (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
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