昼間のクルシャ君も、この長く辛い暑さに耐えながら
我が身のふわふわをどうしようもなく思っていた頃
昼間外に出れば夜は倒れたままで、夜に移動などすると
翌日はぐったりして哀れまれるのもなんとかしたいと
その夜は外出して、食事いたしました。
いつもの店ですが、飼主の知る限りこのあたりで最も美味な
おばんざいを出してもらえるので通っております。
当日はまた、黒海周辺の中世の城塞が残っている国の現状などを
リアルに伺えて、たいへん刺激になりました。ありがとうございました。
夜に外出することがやや多くなっていた頃、別の夜の散歩。
鴨川周辺は夜中でも五月蠅いし、なんだか川風も生ぬるいなどと
文句言っていたくせに、彷徨っております。
とても狭い長横町みたいな先斗町を歩きます。
二ヶ月ほど前に火災があって、一部が解体準備中のままでした。
こうして道の途中の公園など撮れば、街灯も滲み、川から
上がってくるのか、湿気でもやったような写真ばかりになります。
妙にあやしげな空気が漂っている割には、比較的安全なので、空気を
愉しむならばいい時間帯。観光客も無防備に歩いています。
こうして狭い道を往復したものの、結局どの店にも寄らずに戻って
参りました。先斗町と言いましても、深夜まで開いている店はそうない
のでございます。
これほど雰囲気が怪しげでわくわくさせておきながら、健全で
安全なんだから、ついふらふらしたことも悪くなかったかな、などと
思うのでした。
水のソーテール11: 洗礼のダエーナー (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
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