クルシャ君は4歳になって、要求や気持ちを伝えるのが上手くなってきました。
未だに妙なものに執拗な興味を示すことがありますが、子猫時代から蓄積して
きた学習が効果的に活かされてきているのが分かります。
飼主の使用しているIMなんかのAIの推測機能より優秀なのは確実であります。
自分の本性と、飼主と暮らす生活との間で最適な行動を常に調整し続けている
クルシャ君にとっては、必然的に自分が自分に課したルールというものが発生
しているはずです。自律の基本ドクトリンがあるのです。
ただし、外部からは何がクルシャ君の基本ドクトリンなのか、正確に把握すること
は難しい。それこそ、推測するしか無いのです。しかしながら、子猫の時から
注意深く見守っている飼主にとって、クルシャ君の自律ルールを見抜くことは
さして難しいことではないのでありますよ。
近頃頻繁に見られるおもちゃの運び入れは、おそらくクルシャ君の自律ルール
に属する行動です。どうやって、そのことを見抜いて確認すれば良いのか?
直接聞けば良いのです。
クルシャ君、君、好きなように暮らしているように見えて、実はこっそり
お仕事を自分に課していますね。
え(なぜそれを)
そのお仕事とは、おもちゃを獲物に見立てて、飼主の所に運んでくる行動ですね。
いつそんなこと言いましたっけ?
クルシャ君は獲物を運ぶことによって、飼主から一方的に恩義を受けている心理的負担を
相殺して、バランスを取っているのですね。同時に、猫の本性も満足できる。
図星なんだな、と。
このように分かり易いクルシャ君のおかげで、お互いに隠し事の無い暮らしが出来て
おります。
ところでクルシャ君、夜の路地で猫がいたから撮影してきましたよ。
つい通り過ぎてしまうような夜の細い路地の奥に、猫が居たのです。
夜の京都の路地猫シルエット
怖がらせないように呼んでみたり、見つめてみたのですがあまり人慣れ
していない猫のようでした。それにしてもこの画面が気に入っています。
夏の夜の猫の居る暗い路地。
クルシャ君は飼主と不離なんだけど、いろんな条件で暮らしている猫が
いるのですよ。
クルシャ君は他の猫たちの暮らしのことをどう思う?
え
考えたこともない、というのがよく分かる驚き方ですね。
水のソーテール3: 悪魔オフィオモルフォス (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
にほんブログ村