クルシャ君は自分のおもちゃ箱から、おもちゃをくわえて、
器用にも鳴きながら飼主の所にまで運んでくる毎日です。
youtubeの動画を見ていると、どうも獲物を捕まえたときに
鳴きながら運んでいる。
最近買い与えたおもちゃですが、これも咥えて階段を上がってきます。
鳴きながら。
声を上げるのは
獲物捕獲の報告なんでしょうか。
クルシャ君の場合、虫も叩けないの、であくまでも疑似行為です。
今まで飼主は、猫がおもちゃを運んでくるのは、そのおもちゃで
遊んで欲しいからだ、と思っていましたが間違っていたようです。
違う。
獲物を献上に来ていたのだね。
とはいえ、その獲物が誰よりも嬉しいのはクルシャ君自身。
猫のおもちゃは原色のものが多いようです。猫の五感を研究した
結果なんだろうと漠然と思ってましたが、それも間違い。
猫の網膜にある色覚の基底となる錐体細胞には、青と緑の二色を
弁別する能力しかないというのだから、猫のおもちゃが紅くても
猫にはなんだか薄黄色い感じにしか見えてないみたいです。
にもかかわらず、クルシャ君は赤いおもちゃが好き。
寝ながらじゃらしで遊ぶ猫
旗振るような勢いでおもちゃを振り回して遊んでくれています。
長年一緒に居ても、何も分かってないことだらけです。
とりあえず、おもちゃを獲物に見立てて飼主のところに運んできている
ようだというのは理解できた。その目的は?
餌台の前におもちゃが落ちていることもあるので、まだ何をしている
つもりなのかよく分からないのです。
そして、ヒトのように赤く見えないおもちゃを偏愛する理由は?
これも分からない。
移入と独断を避けるだけで、可能性は拡大しますが、たちまち分からない
ことだらけになります。しかし不可解を楽しむ。そうでなくては理性的ではない。
水のソーテール2: 歌うメムノン (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや
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