散髪をした休日の夜に、いつもの店の二階へ上がりました。
古い町家を再利用した店は、探すとこのあたりでいくつもあります。
むしろ主流と言っていいかもしれない。
再生の手法が店毎に違うので、気に入った場所を探す愉しみ方もあり
ます。
この壁紙は改装以前のままのようです。自分なら壁紙換えるんだけどな。
このままがいいのだろうな。などと思いながら座って過ごします。
町家の二階というと、大体こんな感じ。
居心地のいいものです。
こうした空間も減っていくのかと思えば、今をより惜しむことになる。
そして、この時を惜しむ心ほど酒を旨くするものはないのでありますよ。
花に月、雪に風。
時を惜しむといえば、結局は人に尽きるのでしょうが、このあたりは
古今の詩人が飼主なんかよりずっと巧妙に表現されておられるので、
あれこれ言いますまい。
町家居酒屋の照明も、実は様々です。芝居の舞台並に派手な照明を
凝らしているところもあれば、陰影を演出している店もあり。
スタッフを呼ぶのに使うのが、これ。
なんだろう。民芸風なのかな。
煮物、焚き物が京都らしい味付けです。
長芋と日菜の漬け物。関東ではまず見ない。
水のソーテール11: 洗礼のダエーナー (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
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