窓の外を見つめるクルシャ君。
彼の中では、ライオンが崖の縁に座って四囲を睥睨している風格を整えているの
ではないかと見える。
なんとなく威厳がありますねクルシャ君。
今なら、無敵って感じですか。
当然です。負けませんよ。試してみますか
どうしたって悲しいことになる結末は見えていますが、やりますか。
さっそく、ちょうどいいところにあった小ぶりな手提げ紙袋に潜り込むクルシャ君。
いろいろと吟味して、紙袋の底にある敷き紙に目を付けました。
この敷き紙をなんとかして引きはがして獲物にしようと思ったようです。
それでは、クルシャ君の戦いの一部始終を御覧下さい。
袋と戦って投げ飛ばされる猫
底の敷き紙を前脚で掻いて剥がそうとしていますが、前のめりになって
体重をかけたところ、バランスを崩して倒れてしまいます。
そのため、無抵抗な紙袋を相手にして勝手に投げ飛ばされたような格好に。
紐を引っ張ります
最初からそうしていれば良かったんだよね。
なかなか手強いですね
ライオンより強い紙袋なんだろうね。
もう一度底紙を剥がしてやりますよ
やめときなさい。
うるたや第二回配本
日没の背後にある山 (うるたやBOOKS)東寺 真生,明鹿 人丸うるたや
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